熟成のポルシェ「718ボクスター」は“素のグレード”でもスポーツカーらしさが濃密! オープン2シーターでも毎日乗れる“高い実用性”も魅力的
全方位的に高性能な2シーター・スポーツ
ミッドシップ・スポーツカーのカテゴリーには、ほかにアルピーヌ「A110」というモデルも存在します。

「718ボクスター」と「A110」を比べると、純粋に軽快感やソリッドな挙動といった視点では、アルピーヌの方がよりピュアなハンドリングを味わわせてくれるのも事実です。
それに対して「718ボクスター」は、軽快でありながら安定感が強く、また、高速巡行時における車両の落ち着きなどもバランスよくまとめられています。
トータルバランスで見れば「718ボクスター」、峠道でもハンドリングのナチュラルさでいえば「A110」に軍配が上がると筆者(工藤貴宏)は考えます。最終的には、オーナーの好み次第でしょうけど……。
そんな「718ボクスター」は、一般的な2シーター・オープンカーやミッドシップ・スポーツカーに対する大きなアドバンテージを有しています。
それはラゲッジスペースの積載性。「718ボクスター」を始めとする歴代「ボクスター」は、エンジンを乗員の後方へ搭載するというレイアウトを採用した結果、広いラゲッジスペースを車体の前と後ろの双方に用意しています。
フロント側には中型のスーツケース(60リットル程度)を楽に2個積めるほどですし、底が浅いものの左右幅が広いリア側にも、それを1個は収めることができます。
しかもその際、ルーフの開閉に影響は及ぼさないのはお見事。一般的なスポーツカーではこうはいきません。
「718ボクスター」は軽快なフットワークを備えたピュアスポーツカーですが、実は高速巡行時の安定感が高く、荷物もたくさん積めるという優れた実用性も備えています。これほど全方位的に高性能な2シーター・スポーツカーは、ほかにはちょっと見当たりません。
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これまで未来の「ボクスター」は電気自動車になるといわれてきましたが、先ごろ、ポルシェはエンジン開発に追加投資をおこなうと発表。2035年以降もエンジン車を展開する可能性が高まってきました。
未来の「ボクスター」もきっと、躍動感や色気を感じされる高性能エンジンでドライバーの心を高ぶらせてくれることでしょう。
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