“後輪駆動のEV”で雪道を走るのってどう? 豪雪地帯でボルボのコンパクトSUV「EX30」を試した“意外な”走り味とは
雪の降りしきる新潟・上越妙高駅から日本海を目指す
2023年11月に日本に導入されてから、一般道での試乗だけでなく、京都から東京までのロングランなど、いくどとなく乗る機会に恵まれてきたボルボのピュアエレクトリック・コンパクトSUVの「EX30」を、雪道でドライブする機会が訪れました。
2月中旬に新潟県の上越妙高駅前を拠点に開催された「EX30 Winter Drive」での印象をお届けします。

EX30はボルボのBEV専用アーキテクチャーを用いた100%EVであり、ボルボ史上で最小のSUVでもあります。全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mmと手ごろなサイズで、日本の都市部に多い機械式立体駐車場にも収まります。
試乗会が開催された時点で日本で販売されているのは、導入当初と変わりはなく、航続距離の長い69kWのNMCバッテリーを搭載したシングルモーター仕様の後輪駆動モデルで、本国には3タイプあるうちトリムレベルのもっとも高い「Ultra Single Motor Extended Range」となります。
最高出力は272馬力、WLTCモード一充電走行距離は560kmを達成しており、ツルシのままでも十分に装備が充実していながらも、価格が発売時から不変の559万円に抑えられているのも魅力的です。
試乗会が開催されたのが豪雪地帯として知られる新潟県・上越妙高だったので、EX30にかねてからウワサのあった、本国にはある4輪駆動が追加されたのか、それとも本国で「EXクロスカントリー」が出た情報が報じられた直後だったので、ひょっとしてもう乗れるのかと一瞬思ったりしたのですが、そうではありません。後輪駆動でも雪道をしっかり走れることを確認するのが目的です。
EX30の売れ行きは上々らしく、街でもよく見かけるようになってきましたが、小さいながらも大きな存在感を放っていて、見るたびいつも目が吸い寄せられる感じがしています。
グリルレスでトールハンマー型のLEDヘッドライトを備えたフロントデザインや、独特のリアデザインなど、ひとめでボルボとわかる強い個性を持つスタイリングは、雪景色の中でも印象的に目に映ります。
そんなEX30には、鮮やかな「モスイエロー」がよく似合うように思います。個人的には、もしEX30を買うならモスイエローを選ばずにいられません。見た目に“映える”だけでなく、雪の降る中でも目立つので周囲のクルマからもよく見えることは、安全にもつながります。
我々が上越妙高駅に到着したときには、アラレのような小粒の雪がけっこうな勢いで降っていて、すでに路面にはかなり積もっていました。外気温はマイナス2度と、BEVには厳しい状況です。
行先はとくに決められておらず、我々は日本海を目指すことにしました。会場の駐車場を出ていきなり周辺の一般道にはかなり雪が積もっていたのですが、まずは安全には十分に気をつけて高速道路を目指します。
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