トヨタ新型「クラウン・エステート」は現代最高のグランドツーリングカー! 広い荷室とハイレベルの走りが魅力的な「新発想ワゴン」の真価とは
PHEVは100%モーター駆動車のようになめらかで伸びやか
そんな新型「クラウン・エステート」には、「Z」グレードのHEV(ハイブリッド)と「RS」グレードのPHEV(プラグインハイブリッド)という、ふたつのパワートレインが設定されています。

「Z」グレードに搭載されるHEVでも、力強さは十分。システムは、中型車以上のトヨタ製ハイブリッドでは定番の2.5リッター自然吸気エンジン+モーターの組み合わせで、後輪もモーターで駆動する電気式4WDを組み合わせています。
ただし、同様のメカを採用する「クラウン・クロスオーバー」や「クラウン・スポーツ」のHEVに対し、新型「クラウン・エステート」のHEVはフロントモーターの出力が約1.5倍(182ps)にアップ。“ここぞ”というときの動力性能が引き上げられています。
開発陣によると、これは「『エステート』というキャラクターから多人数・多積載のシーンを考慮してのもの」だといいます。
一方、PHEVの「RS」に乗り換えると、気持ちよさではHEVより一枚上手といった印象です。
モーター出力などはHEVもPHEVも同じ(エンジン出力はむしろHEVの方が高い)なので、加速フィールは同じかな、と思っていたら、そんなことは全くありませんでした。
PHEVは大きなバッテリーを武器にエンジンが始動しにくくなっており、その分、モーターでの走行領域が広がっているのです。
結果、電気自動車など100%モーター駆動車のようななめらかさと伸びやかさを強く感じさせてくれます。
シリーズパラレル式と呼ばれるトヨタのHEVは、エンジンが始動するとエンジンの“雑味”を感じがちですが、PHEVはエンジンが始動しにくい分だけ雑味が少なく感じられ、よりスッキリとさわやかな乗り味に。それが実に心地いいのです。
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HEVの出来もいいけれど、PHEVはもっといい。それが新型「クラウン・エステート」に設定されたふたつのパワートレインを乗り比べての率直な感想です。
さらにいえば、PHEVは加速フィールだけでなく、低い位置に重いバッテリーを搭載したことによる低重心化がハンドリングにも効いている印象。
新型「クラウン・エステート」のHEVが最高のグランドツーリングカーなら、PHEVはまさに最上級のグランドツーリングカーといえそうです。
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