1004馬力の10.4リッター自然吸気V8を搭載! “アメ車の狂気”を体現した「ドラッグレースカー」がオークションに登場!! シボレー「カマロCOPO」のスゴさとは
10.4リッターの自然吸気V8を積む究極形のアメリカンマッスルカー
現代における“アメリカンマッスルカーの究極形”と呼べそうな1台が、2026年1月にMecum(メカム)オークションに登場します。2023年式のシボレー「カマロ COPO」は、69台しか生産されなかった超貴重なモデルです。日本ではほとんど話題になることのない同モデルですが、その存在はまさに“アメ車の狂気”を体現しています。

「COPO」という車名の由来は、1969年にさかのぼります。当時、イリノイ州でシボレーのディーラーを営んでいたフレッド・ギッブ氏が、シボレーの社内特別注文システムである“Central Office Production Order”を活用。フリート向け=法人の業務用車両向け注文システムを巧みに利用し、「カマロ」に“ZL1 427エンジン”を搭載したのが始まりです。
当時GM(ゼネラルモーターズ)は、400立方インチ以上のエンジンをミッドサイズ以下のモデル(「コルベット」は除く)に搭載することを禁止する社内規定を設けていました。これにより本来は、427エンジンを搭載した「カマロ」の生産は不可能でした。
しかしギッブ氏は、最低50台から製造可能な“COPO”のシステムを逆手に取り、社内規定をクリアしたのでした。
今回、オーディションに登場する2023年モデルのシボレー「カマロ COPO」は、その伝説的な初代“COPO「カマロ」”へのオマージュなのです。
最大の特徴は、なんといっても心臓部。10.4リッター=632立方インチの自然吸気V8エンジンを搭載しています。昨今のハイパフォーマンスカーでいえば、ダッジ「バイパー」の8.4リッターV10やブガッティ「シロン」の8リッターW16エンジンを思い浮かべる方も多いでしょう。でも「カマロ COPO」に搭載される“ZZ632エンジン”は、それらを軽く凌駕する排気量を誇ります。
圧縮比12.0:1、レブリミット7000rpmというこのエンジンは、ターボやスーパーチャージャーによる過給なしでも最高出力1004馬力、最大トルク876lb-ft(約1188Nm)をたたき出します。
しかも驚くべきことに、レース燃料やエタノール混合燃料は不要。つまり、日本でいうところのハイオクガソリンで走れるので苦労はしません。ただし、公道走行は不可ですけどね……。
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