VAGUE(ヴァーグ)

北の大地で人気SUV「フォレスター」を再検証! “日本最北端のテストコース”で実感!! スバルの真摯な開発が具現した“優れた安全性”と“抜群の走破力”とは?

有用なシステムによって進化した格上の安全性

 もうじき旭川空港に帰着するという道すがら、僕(嶋田智之)は「『フォレスター』って、かなりいい出来だよなぁ……」と、ステアリングを操作しながらしみじみ感じ入っていました。

 日本の自動車メーカーの試験場としては最北端にある「スバル研究実験センター美深試験場」を出発し、およそ120km強。スバル「フォレスター」にラインナップされる1.8リッター直噴ターボ搭載の「スポーツ」も、2.5リッター直噴エンジン+“ストロングハイブリッド”の「S:HEV」系も、いずれもかなり印象がよかったのです。

 その日、なぜ僕は北の大地を走っていたのか? それは美深試験場を舞台におこなわれた、スバルの「総合安全」に対する取り組みを体験するプログラムに参加していたからでした。

 スバルは2030年までに、自社のクルマが関わる死亡事故をゼロにするという目標を掲げ、「0次安全」、「走行安全」、「予防安全」、「衝突安全」、「つながる安全」という5つの領域に分けて安全性の開発を進めていて、それらについて解説を受けたり体験させてもらったりしたのです。

「0次安全」の開発は、視界の確保、ドライバーからの死角を可能な限り減らすような設計&デザイン、クルマの四隅がつかみやすいような設計&デザイン、対向車への照射を避けつつその左右や奥側の侵攻先を照らすヘッドランプ、進行方向の歩行者や障害物を早めに発見するためのコーナリングランプ、疲れにくいシートなど。

「走行安全」の開発は、確かな駆動力、走行中のクルマの動きを破綻させないための仕組み、制御の開発と熟成など。

「予防安全」の開発は、“アイサイト”の進化や誤発進を抑制するための制御など。

「衝突安全」の開発は、強固でありながら万一のときに乗員を守るための車体設計、歩行者を保護するためのエアバッグなど。

 そして「つながる安全」の開発は、有事には自動で緊急車両やドクターヘリなどを呼ぶコネクティッドサービスや、ボタンのワンプッシュだけでコールセンターにつながるとともに位置情報や車両情報などを送信して緊急車両の手配などをおこなえる仕組みなど。

 それぞれのテーマに関する開発項目をざっくり説明すると、そんなところになるでしょうか。

北の大地でスバル「フォレスター」の総合安全性能をチェック
北の大地でスバル「フォレスター」の総合安全性能をチェック

 さすがに今回、「衝突安全」に関して体験することは叶いませんでしたが、「つながる安全」については実際に“ヘルプネット”の協力を得たデモを体験させてもらいました。

 ドライバーが意識を失う、あるいは居眠りをすると、車両がアラートを発する→それでもドライバーが反応しなければアラートとハザードランプで周囲に異常を知らせつつ自動でブレーキをかけて同一車線内におだやかに停止→車外からの救出を可能にすべくドアをアンロック状態に→自動で“ヘルプネット”に通報してオペレーターがドライバーに呼びかけを行う→それでも反応がなければ、車両のGPS情報や車両情報を元にオペレーターが警察や消防などに連絡し、緊急車両が現場に向かう……。

 今回、そのプロセスの中にある、オペレーターが呼びかけをしてくれるところまでを目の当たりにしたのですが、一連の流れのスムーズにして迅速なこと! 車内の“SOSボタン”を押した場合も、ほぼ同様の対応を受けることができるのだといいます。

 いやいやこれは、本当に有用なシステムだと思います。

 もし自分がステアリングを握ってる際、なんらかの理由で意識を失ったら……? それが例えば、高速道路を移動しているときであれば、周囲のクルマを巻き込んだ大事故にもつながりかねません。ただそこに居合わせただけの罪もない人々の生命も、いうまでもなく自分の生命も、強く脅かされることになるでしょう。けれど同システムがあれば、被害を最小限に、場合によってはゼロに、抑えることができるわけです。

 自分ではない誰かの生命を自分の運転するクルマが、つまり自分自身が奪ったり傷つけたりするのは、可能な限り避けたいもの。もしかしたら、一生に一度もお世話になることはない仕組みかもしれませんが、近い将来、新車で買えるすべてのクルマに標準で備わるようになったらいいな……なんて考えてしまいました。

Nextちょっとした悪路もかなり楽しく走れてしまう
Gallery 【画像】「えっ!…」これがスバル「フォレスター」で実感した抜群の安全性能と悪路走破性です(30枚以上)
シチズン「プロマスター」新作 “海の男”をうならせた頼れる1本

page

  • 1
  • 2

VAGUEからのオススメ

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】

RECOMMEND