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“日本専用”のコンパクトSUVをつくり続けるスズキのねらいとは? 進化した新型「クロスビー」の気になる走りは? 優れたコスパと実用性は本物か

少し古さを感じる乗り味ながら後部座席の満足度は上々

 このように、さまざまなポイントが大きく進化している新型「クロスビー」。とはいえ、基本設計は8年ほど前に登場したモデルということで、乗り味自体にはやや古さを感じます。

 また、新しくなったパワートレインは十分なトルクを発生していますが、6速ATからCVTになった影響か、リニア感やトルクのレスポンスは従来モデルの方がよかったように感じました。

 もちろん、新型「クロスビー」にも満足度の高いポイントがあります。それは静粛性。車内にいて耳に届いてくる騒音レベルが小さく、セグメント内でも満足度の高い静粛性といえます。今回、リアシートに座っての移動を体験することができたのですが、フロントシートの乗員との会話も明瞭な印象でした。

 そんなリアシートに座っての移動は、非常に快適。フロントシートよりも乗り心地に優れており、先述した静粛性の高さも相まって、移動時のコンフォート性能は高いと感じます。

 また何より、リアシートの背もたれにはリクライニング機能が備わっているほか、フロントシートの背もたれ背面にあるテーブルも使い勝手がいいなど、車格を考えたら望外ともいえる豪華な空間です。

スズキ新型「クロスビー」
スズキ新型「クロスビー」

 その上で、大幅改良後であっても消費税込みで215万7100円〜というリーズナブルな価格設定は魅力的。コスパの高さを考えれば、大満足の仕上がりといえるでしょう。

 大幅改良が施された新型「クロスビー」は、コンパクトなボディサイズでありながら仲間や家族と複数人で快適なドライブを楽しめるモデルです。そうしたクルマを探している人にとっては、満足度の高い選択肢といえそうです。

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西川昇吾
西川昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手がける。また「ロードスターパーティレース」や「スーパー耐久」シリーズなど、モータースポーツへも積極的に参戦。そうした経験を基にした車両評価もおこなう

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