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「高級車といえばドイツ車」っていうのは昔の話!? “SUV大国”アメリカで最も人気のラグジュアリーSUVにレクサス「RX」が選ばれている理由

ラグジュアリーSUVの“美点”をローコストで

 そう考えると、価格もまた無視できない要素です。

「RX」のベース価格はBMW「X5」のそれより1万5000ドル以上安い設定。驚くべきことに、最上位グレードである「RX500h“Fスポーツパフォーマンス”」でも、「X5」の最廉価グレードより約1500ドル安いのです。

 ラグジュアリーSUVならではの“美点”を、よりローコストで手に入れられるという優位性も、現代のアメリカ人には深く刺さっているようです。

 さらに、エンジン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車というパワートレインの豊富な選択肢も追い風になっているのでしょう。完全なる電気自動車への移行をためらう層にとって、ハイブリッドやプラグインハイブリッドという“現実的な電動化”の選択肢が充実していることは、大きな安心感につながっているといえそうです。

 ちなみに、2025年のアメリカでのラグジュアリーカーブランドの販売は、BMWが38万8897台で首位を守りましたが、レクサスは37万260台でその背後に迫り、ともに過去最高を更新しています。

 一方、かつての盟主であったメルセデス・ベンツは30万3200台、アウディに至っては前年比16%減の16万4942台と苦しみました。そのアウディを上回ったのが、キャデラックの17万3515台。かつて“安っぽい”と揶揄されることもあったアメリカンラグジュアリーがドイツブランドを押しのけたことは、高級車市場における地殻変動を示す象徴的な出来事といえます。

現行型のレクサス「RX」は2022年に世界初公開。1998年に北米で発売された初代から数えて5代目となる(写真は北米仕様)
現行型のレクサス「RX」は2022年に世界初公開。1998年に北米で発売された初代から数えて5代目となる(写真は北米仕様)

 ドイツ一強の状態が崩れ、日本車とアメリカ車が台頭しているアメリカのラグジュアリーカーマーケットは今、かつてないほど多様な競争の時代を迎えています。レクサス「RX」はその最前線で、27年間も変わらず頂点を守り続けているのです。

 派手さなどではなく、誠実さで勝ち取った王座といえるでしょう。27年間積み上げてきた壊れないことへの信頼と、それに裏打ちされたオーナーの満足度。スペックシートには載らない最も強固な優位性といえそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 北米で最も人気のラグジュアリーSUV レクサス「RX」を写真で見る(10枚)
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