「最近のSUVは物足りない」という人へ ボルボの最新型「XC90」は“昔ながらの重厚感”を味わえる! “10年選手”の魅力が色褪せない理由
度重なるアップデートで一線級の商品力をキープ
現在、ボルボのラインナップにおいてフラッグシップモデルに位置づけられているのが、3列シート・7人乗りのラグジュアリーSUV「XC90」。2代目となる現行モデルが日本に初上陸したのは、今からもう10年も前になる2016年ですが、現在でも他に負けない魅力を感じられるのでしょうか?
今回試乗したのは、PHEV(プラグインハイブリッド)仕様のトップグレード「XC90 ウルトラ T8 AWD プラグインハイブリッド」です。欧州ブランドの上級SUVは、PHEV仕様をラインナップするのが昨今のトレンドとなっていますが、「XC90」は上陸当初からPHEVをラインナップしていました。
10年という長いモデルライフを誇る「XC90」ですが、その間、マイナーチェンジや細かな商品改良&アップデートによって随時、熟成が図られ、今でも古さは感じさせません。
直近で大きく手が加えられたのは、2025年2月のこと。“電動化と上質化”を軸に大幅なアップデートが施されました。
フロントまわりを中心にデザインが変更され、近年のボルボ車のデザインアイデンティティである“トールハンマーヘッドライト”を備える、より現代的な顔つきとなりました。
インテリアはスカンジナビアンデザインが深化。カップホルダーの追加や収納スペースの拡充など、利便性と機能性も高められています。さらにセンターディスプレイは、9インチから11.2インチへと拡大されています。

パワートレインは、2リッター4気筒ターボエンジンをベースに電動化を推進。「B5」と呼ばれるマイルドハイブリッド仕様と、「T8」というPHEVを設定しています。特に「T8」はモーターだけでの走行も可能で、環境性能と高出力を両立します。
さらに、サスペンションやショックアブソーバーの改良によって、乗り心地と静粛性も向上。先進安全装備の充実と合わせて、長距離移動における快適性・安心感を一段と引き上げています。
このように、デザインや機能性、実用性などをアップデートし続けることで、「XC90」は長年、一線級の商品力をキープ。このクラスのSUVの中で、魅力的な選択肢としてあり続けています。
そんな「XC90」の最新モデルをドライブしてみると、いい意味でのなつかしい雰囲気を感じられる味のある走行フィールが印象的でした。
最も好印象だったのはパワートレイン。登場以来、ハードウェアに大きな変更が加えられているわけではありませんが、実に完成度が高いパワートレインだと感心させられます。
最高出力/最大トルクは、エンジンが317ps/400Nm、フロントモーターが52kW/165Nm、リアモーターが107kW/309Nmを発生。
全速度域でシームレスに加減速してくれるのに加えて、重めのアクセルペダルがトルク感を密に感じさせ、同乗者に不快感を与えない加速コントロールを可能とします。
エンジンとモーターの調和ぶりには、正直、驚かされました。
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