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最後発だからこそ熟成しきっている!? 日本仕様ホンダ「CR-V」の気になる走り味とは? SUVらしからぬ軽快さと後席の快適性が好印象

“セダンのような乗り味”に偽りなし

 日本市場ではバリバリの新型車である「CR-V」ですが、グローバルで見るとすでに登場から少し時間が経過。他の市場向けは改良モデルが投入されていて、今回、日本に投入されたものは、改良後のモデルとなっています。

 まず運転席に座ると、ホンダ車らしい視界のよさに好印象を覚えます。ただし、9インチのセンターディスプレイは、イマドキの新型車としては少し古さを感じさせるポイント。すでに中国仕様には、より大きなディスプレイが採用されているとのことですが、この辺りの変更が、今後、日本仕様を始めグローバルモデルに取り入れられていくか注目したいところです。

 走り始めてみると、全体的な操作フィーリングがやや重めで剛性感があります。人によっては、もう少し軽く操作できる方がうれしいと感じる人がいるかもしれません。しかし、このやや重めの操作感がクルマ全体の動きに落ち着きを演出しており、長時間のロングドライブでも疲れにくいと感じました。

 そうした印象は、全体的な乗り味についても同様です。ライバルモデルと比べてやや硬さを感じさせる足まわりですが、高速域での落ち着きはSUVとしてはハイレベル。全体的に引き締まった乗り味で、芯のある走りといった印象です。開発陣によると「セダンのような乗り味を目指した」とのことですが、その目標はしっかりと実現できているようです。

 このような表現をすると「乗り心地が悪いのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、日常域での快適性は十分満足できるもの。万人におすすめできるモデルに仕上がっていますが、特に長距離ツーリングに出かける機会の多い人は好相性の1台といえます。

ホンダ「CR-V e:HEV RSブラックエディション」
ホンダ「CR-V e:HEV RSブラックエディション」

 そんな性格の「CR-V」ということで、大切な人を乗せる機会が多いであろうリアシートの乗り味もチェックしてみました。

 なかでも感心させられたのは静粛性の高さです。運転席でも十分静かなのですが、リアシートでもその印象がほぼ変わらないことに驚かされました。ドライバーとの会話も楽に楽しめるのは、大勢でレジャードライブに出かけることもあるこのクラスのSUVとしてはうれしいポイントです。

 また、後席乗員の足元スペースが広々としているのも美点で、身長177cmの筆者が座っても楽に足を組むことができます。そして、ありがたいのが、後席背もたれに備わるリクライニング機構。背もたれは角度を8段階から調整することが可能で、多くの人がラクに感じる姿勢を取れるのは好印象です。これならドライバーも同乗者も、みんなで長時間移動を快適かつ楽しく過ごせることでしょう。

* * *

 メカニズムや機能、乗り味などにイノベーティブなインパクトこそありませんが、ロングドライブを楽しめるSUVとして、新しい「CR-V」は完成度の高い1台だといえます。満を持して日本市場に投入されたからこその熟成ぶりが新型の最大の魅力といえそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! これがセダンのような乗り味を実現したホンダ「CR-V」です(30枚以上)
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