「もう手が届かないって…」新車価格の約13倍となる“億超え”の個体も!? 1990年代の国産スポーツカーはなぜ海外市場で高騰を続けるのか?
「億超え」も! 1990年代の国産スポーツカーが高騰する理由
近年、海外のオークションなどで国産スポーツカーが超高額で取引されるケースが目立っています。
その代表格は、日産「スカイライン GT-R」やホンダ「NSX」、トヨタ「スープラ」など、おもに1990年代を彩ったスポーツカーたちです。
たとえば、2025年8月にアメリカ・カリフォルニアで開催されたオークションでは、1996年式のスカイラインGT-R(R33型)が99万5000ドル(約1億6000万円)で落札されています。
この個体は非常に希少な「400R」というコンプリートカーであり、なおかつ走行距離がおよそ7000kmという極上のコンディションでした。
ただ、発売当時の新車価格が1200万円であったことを考えると、その高騰ぶりは驚くべきものです。
この個体以外でも、スカイラインGT-RやNSXでは過去に数度の「億超え」を達成しています。

果たして、なぜこれほどまでに国産スポーツカーの相場が高騰しているのでしょうか?
そこには、アメリカの法律が大きく関係しています。
もともと日本車のシェアが高いことで知られているアメリカですが、2001年に公開された映画『ワイルド・スピード』の大ヒットにより、国産スポーツカーの人気が爆発的に高まることになります。
ただ、スカイライン GT-Rをはじめとする当時の国産スポーツカーは、アメリカへの正規輸出をほとんどおこなっていませんでした。
また、アメリカでは、NHTSA(米国国家道路交通安全局)が定める安全基準(FMVSS)や、EPA(環境保護庁)が定める厳しい排出ガス規制を満たしていないクルマの輸入・公道走行が法律で固く禁じられています。
そのため、映画内で活躍した「ベイサイドブルー」のスカイライン GT-Rをアメリカで所有することは事実上不可能でした。
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