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輸入コンパクトSUVの最適解かも!? アウディ新型「Q3」に乗って“奇跡のパッケージング”にうならされた! 後席と荷室の使い勝手は想像以上

乗ってうならされた“奇跡のパッケージング”

 上陸したばかりのアウディの新型SUV「Q3」に乗って真っ先に感じたのは「これはもしかして奇跡のバランスでは?」という感想でした。

「Q3」はアウディのSUVの中でコンパクトセグメントに位置づけられるモデルで、今回上陸した新型は3世代目。初代の発売以来、これまで世界で200万台以上を売り上げてきた人気モデルです。

 ただし新型のボディサイズは、全長4530mm、全幅1860mmと、もはや“コンパクトクラス”とはいいにくい大きさ。とはいえ、ボディの拡大が進むイマドキのSUVとしては、扱いやすい大きさにとどめているといってもいいでしょう。

 そんな新型「Q3」で感心させられたのがパッケージングの巧みさ。特にリアシートとラゲッジスペースは、これだけあれば十分ではなく、十分以上の広さが確保されているのです。

 リアシートはひざ回り、頭上ともに十分なスペースが確保されており、背もたれにはリクライニング機能も備わっています。ドイツ車の後席背もたれは角度が“立ち気味”のモデルが多く窮屈さを感じるケースもありますが、新型「Q3」にはそういう印象が一切ありません。

 ラゲッジスペースは、通常時でも488リットルと十分な容量を確保。その上、左右分割式のスライド機構を備える後席を前方へズラすと575リットルまで拡大できるほか、後席背もたれを倒すと最大1386リットルの大空間が出現します。

 日本の道路事情でも持て余さないボディサイズでありながら、リアシートにはゆとりがあってラゲッジスペースも広い。おまけに、後席にはリクライニングとスライド機構がついている新型「Q3」は、なんとも実用的で素晴らしい完成度ですね。

アウディ新型「Q3スポーツバック TFSI クワトロ 150kW アドバンスト」
アウディ新型「Q3スポーツバック TFSI クワトロ 150kW アドバンスト」

 アウディというと、実用性は二の次のおしゃれなブランドというイメージを抱く人もいるかもしれませんが、実はクルマの理想をとことん追求する志の高いブランドなのです。

 そんな新型「Q3」のテーマは“日常をスタイリッシュに”。「日常」といえば気になるのは使い勝手ですが、それに関しては前述のように大合格。では「スタイリッシュ」に関してはどうかといえば、こちらも新型になって大きくレベルアップしているのは写真からも理解いただけるでしょう。

 思えば、2012年に日本に上陸した初代「Q3」は、デザインもインテリアの質感もいかにもコンパクトカー然としていたことを覚えています。今にして思えば、コンパクトSUVということから、上級モデルとの車格を相当意識していたのではないでしょうか。デザインも装備内容も、「Q5」などの上級モデルとあえて差を設けていたように記憶しています。

 しかし、そんな時代はすっかり過去のもの。新型「Q3」はエクステリアの雰囲気も立派ですし、インテリアも「Q5」にだってひけを取らない上質さです。デジタル時代のモデルらしく、コックピットに配されるディスプレイはメーターパネルが11.9インチ、エンタメ系を映し出すセンターパネルは12.8インチと大型。内外装ともにしっかりとプレミアムな気品が漂っています。

●コラム式シフトセレクターなど進化した使い勝手

 ところで新型「Q3」のインテリアといえば、シフトセレクターがステアリング背後につく“コラム式”となりました。それ自体はメルセデス・ベンツなど、すでに他ブランドのモデルにも組み込まれているので大きなトピックではありませんが、セレクターがコラムから生えているのではなく、ステアリングコラムを挟んで一直線に配されたバーに内蔵されたようなデザインになっていて、斬新かつ、とてもモダン。

アウディ新型「Q3スポーツバック TFSI クワトロ 150kW アドバンスト」
アウディ新型「Q3スポーツバック TFSI クワトロ 150kW アドバンスト」

 また、ステアリングから右手を動かすだけで操作できるシフトセレクターはもちろんのこと、その反対側、ステアリングの左側にあるワイパースイッチはダイヤル式となっていて、走行中も中指もしくは人差し指を軽く動かせば操作できる優れモノ。大いにアリで、発想の転換だなと思いました。

Next「Q3」と「Q3スポーツバック」どちらを選ぶ?
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