まもなく本国で発表! なぜアウディは新型車に「A2」の名を復活させる? 四半世紀前の“異端児”から受け継いだ「効率追求へのこだわり」
新型「A2 e-tron」とはどんなBEVなのか?
ドイツ・アウディAGは、2026年秋に新しいコンパクトなBEV(電気自動車)「A2 e-tron」を発表する計画を進めています。140kW仕様の「エフィシェンシーパッケージ」装着車では、WLTPモードのエネルギー消費量が暫定値で12.8kWh/100km、Cd値0.24を実現するなど、徹底して効率を磨いたモデルです。
ではなぜアウディは、新しいエントリークラスのBEVに25年以上前に登場したモデル「A2」の名を与えたのでしょうか? そのヒントは、初代「A2」から続く“少ないエネルギーをいかに有効に使うか”という思想にありそうです。
アウディが2026年秋の発表を予告している「A2 e-tron」は、同社が「アウディ史上最も効率的なモデル」と位置づけるコンパクトBEVです。
先日、明らかにされた140kW仕様の「エフィシェンシーパッケージ」装着車は、WLTPモードのエネルギー消費量が暫定値ながら12.8kWh/100km、空気抵抗係数はCd値0.24。空力改善によって、エネルギー消費量を最大0.9kWh/100km削減するとしています。
これは単に、航続距離を伸ばすために大容量バッテリーを積むという発想ではありません。搭載されるのは容量61kWhのリン酸鉄リチウムイオン(LFP)バッテリーで、セルをハウジングへ直接組み込むCell-to-Pack構造を採用。冷却技術の最適化によってウォールボックスでの充電効率は89.6%まで高められています。

さらに、クルマに蓄えた電力を外部機器や家庭へ供給することも可能なV2L(Vehicle-to-Load)とV2H(Vehicle-to-Home)にも対応。なおV2Hは、現時点ではドイツ、オーストリア、スイスで利用可能とされています。
つまり「A2 e-tron」が重視しているのは、蓄えた電力をいかにムダなく使い切るかという考え方です。この姿勢を理解する上で、約25年前に登場した初代「A2」の存在が重要になってきます。
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