ド派手なルックスはすべて“速さ”のため! ランボルギーニ「レヴエルト」に走りを極めた「SV」登場 「1065馬力&量産車最速」を実現した中身とは
0-200km/h加速タイム6.7秒! ホッケンハイム最速を生んだ中身とは
もちろん見た目だけでなく、中身も「SV」の名にふさわしい進化をとげています。ちなみに「SV」とはイタリア語で“Super Veloce”の略。日本語にすれば「超速い!」という感じでしょうか!?
まずパワートレイン。6.5リッターV型12気筒自然吸気エンジンと3基の電気モーターを用いたプラグインハイブリッドシステムは、ベース車ですら最高出力1015CVに達しますが、この「SV」ではそれが50CV増しの1065CVにまで高められています。最大トルクは圧巻の1425Nmです。
詳細なスペックを見ると、9250rpmという高回転まで回り、825CVを発生する内燃エンジンのハードウェアには変更はない様子。バッテリー容量を3.8kWhから7.3kWhまで拡大し、モーター出力を最大190kWまで高めているのがポイントのようです。
結果として0-100km/h加速タイムは2.4秒に。あるいは0-200km/h加速タイムの6.7秒の方が鮮烈かもしれません。静止状態から全開加速を始めて、7秒後には200km/h以上に達しているのですから、自宅の近所にアウトバーンが欲しくなってしまいます。
加速も強烈ですが、実は減速はそれ以上かもしれません。新採用の“CCM-R Plus”ブレーキシステムは、3Dカーボン構造やベンチレーションシステム、高摩擦レイヤーといったモータースポーツ技術によって、標準のブレーキよりも減速力がプラス11%、熱の発散効果がプラス23%、そしてブレーキ温度はマイナス12%を達成。しかも、6Dセンサーを用いたセンシングによる緻密な制御がその性能をフルに引き出すことで、200km/hから0km/hまでの減速に、わずか116メートルしか要さないというのです。

サスペンションも興味をそそります。実はダンパーがあえて電子制御式ではなく手動調整式とされているのです。ドライバーごとに特性の好みは異なりますし、サーキットによって求めるセットアップは異なるもの。天候や路面状況だって変化します。手動調整式なら、それらを鑑みた最適なバランスを得やすいというわけです。
このサスペンションは、ちょうど1年前のモントレーでお披露目された“few-off”モデルの「フェノメノ」に使われていたものと、ほぼ同じ。GT3レーシングカーで培ったノウハウで生み出されたものとなります。
タイヤはブリヂストンのセミスリック「ポテンザRACE-R」。ですが、なんと冬季用に「ブリザックLM005」も用意されています。
最後にドライブモードに触れておきましょう。「レヴエルト SV」に新たに用意された「Pilota」モードは、5段階のトラクションコントロールを用意して、天候などのコンディション、タイヤの摩耗に合わせてそれを任意に設定可能とします。Pilota=Pilot(パイロット)の名にふさわしい、サーキットを最大限に楽しめる設定となっているのです。
これらによって実現されたホッケンハイムリンクでの最速ラップタイムは1分41秒6。同地でおこなわれているDTM(ドイツ ツーリングカー選手権)の予選タイムが1分36秒台ですから、もはやレーシングカー級といっても過言ではないでしょう。
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ボディカラーのおかげもあり、一見、ド派手に思える「レヴエルト SV」ですが、そのモディファイ箇所はすべて機能的な必然から導かれています。ランボルギーニの「SV」は、実に55年前の1971年に登場した「ミウラ SV」を起源とする、まさに伝統のモデル。「レヴエルト SV」も過去の名車たちと同じく、まず何よりそのパフォーマンスで魅了するスーパーカーの最進化形として生を受けたのです。
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