「ベントレーを過小評価していた」ポルシェ出身のCEOが英国本社で告白! ブランド初のEV「トルカル」とV8モデルを併売する理由とは【The Interview】
「私はベントレーを過小評価していた」4つの“C”が変えたもの
私が尋ねたのは、ベントレーというブランドについての思いです。技術的、文化的、あるいは他の何かについて、ポルシェとベントレーは一体何が同じで、どう違うのか、単刀直入にうかがいたかったのです。
「ポルシェには29年以上在籍しました。ベントレーに来て私がいつもいっているのは、人生の4つの“C”を変えたということです。すなわち国(Country)、文化(Culture)、会社(Company)、そしてクルマ(Car)。ほとんどすべてが新しくなったといってもいいですね」
ドイツ人のヴァリザー氏がドイツの会社からイギリスの会社に来て、国が違うだけでなくユーザー層も異なるため、文化も自ずと変わってくる。確かに会社の、というか、人生を取り巻くほとんどのものが変わったといってもいいかもしれません。
「正直にいうと、私は過去、ベントレーのクルマを過小評価していたと思います。今考えると、それは誤りでした。ドライバビリティ、動力性能、ディテールへのこだわり、そしてもちろん職人ワザ……そのすべてのおいて本当に素晴らしいクルマです。
卓越した職人ワザがありながら、カロッツェリアのスタイルではなく高度に工業化されている。これはマジックといっていいと思います。文化的には、とてもオープンマインドですね。小さな会社で、皆の関係も密です。正直、より働きやすい環境に来た、そう思っているのです」
このインタビューで丸1日のプログラムはすべて終了。最後にヴァリザー氏が、クルー本社の養蜂場でつくられた非売品の蜂蜜をお土産として配ってくれました。

車両単体のみならず企業全体としてのサステナビリティ戦略を掲げるベントレーは、その一環として“フライング・ビーズ”プロジェクトを展開しています。これは環境保全、そして生物多様性の確保に貢献するミツバチの定置養蜂をおこなうもので、すでにミツバチの数は100万匹以上に。ここで採れた蜂蜜は、ゲストや従業員に配られます。
ちなみにそのプロジェクト名は、ベントレーのアイコニックなマスコット“Flying B”と掛けたものである……というのは、もはや説明の必要はないですよね?
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その後は、参加したゲストのほぼ全員が、荷物をまとめてあわただしくクルマに乗り込みマンチェスター空港へ。せっかくだからと皆で夕食のテーブルを囲んで楽しく国際交流をおこない、翌朝7時発のフライトで日本に舞い戻ったのでした。
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