街乗りSUVが一気に“タフギア”化!? 日産 新型「キックス」にまもなくアウトドア仕様が登場! 米国版から見えた日本向けの姿とは
日本仕様は2WDも設定! “本格オフローダー”とは異なるねらいとは
そして日本にも、このアウトドア志向の「キックス」が同様の「ロッククリーク」の名称で市場投入される予定です。
日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は2026年6月17日、日本仕様の新型「キックス ロッククリーク」を先行公開。その姿を見ると、米国仕様と共通する世界観がはっきりとうかがえます。
エクステリアはブラック基調で、上部に3スロットのシルバー加飾を設けた専用フロントグリルを採用。フロントプロテクターや専用アルミホイールには、溶岩をイメージしたという“ラバレッド”カラーのアクセントが施されます。
インテリアもブラックを基調に、シートやドアトリム、インストルメントパネル、ステアリングなどに“ラバレッド”のアクセントを配置。さらに、アウトドアで汚れを気にせず使いやすい防水シートも装備されます。
こうした仕立てを見ると、「ロッククリーク」=「キックス」のオフロード仕様と理解したくなります。
しかし、日本仕様には興味深いポイントがあります。それは、4WDの“e-4ORCE”だけでなく、2WDにも設定される予定だということ。そこから見えてくるのは、日本の「キックス ロッククリーク」が悪路走破性だけを追求したモデルではない、という商品コンセプトです。
もちろん“e-4ORCE”を選べば、雪道や未舗装路などすべりやすい場所で4WDならではの安心感を期待できます。とはいえ、アウトドアを楽しむすべてのユーザーが本格的な悪路を走るわけではありません。
キャンプ場までは舗装路を走り、最後のアプローチ部分だけ砂利道をとおる。週末には自転車やアウトドア用品を積んで郊外へ出かける。普段は街で使いながら、休日には自然の中へ足を延ばす……そんな使い方なら、必要なのは必ずしも本格クロスカントリー車のような能力ではなく、日常で扱いやすいサイズとアウトドアにも似合う使い勝手やキャラクターといえるでしょう。

日産自身も「ロッククリーク」を、専用の内外装や防水シートによって「アウトドアイメージを強調したモデル」と説明しています。先に設定された「エクストレイル」では、初代から受け継ぐ“タフギア”のイメージをさらに高めるモデルとして展開されています。
その“タフギア”の世界観を、「エクストレイル」よりコンパクトな「キックス」へ広げたと考えると、「キックス ロッククリーク」のねらいがうかがえます。
なお、米国仕様に設定されるオフロード走行モードやヒルディセントコントロールなどが日本仕様にも採用されるか否かは、現時点で明らかにされていません。日本仕様は2WDと“e-4ORCE”の双方を設定予定で、NMCの先行発表では2WDが消費税込で約400万円から、“e-4ORCE”が約430万円からと案内されています。
* * *
新型「キックス ロッククリーク」のポイントは、コンパクトSUVを無理に本格オフローダーへ変身させることではないのでしょう。街中で扱いやすい「キックス」の持ち味はそのままに、アウトドアへ出かけたくなるデザインと装備を加え、その守備範囲を広げること。米国仕様で明らかになった“タフ顔”や専用の装備類を見ると、日本仕様もまた、これまでの「キックス」とはひと味違う遊び方を提案する1台となりそうです。
page
- 1
- 2
VAGUEからのオススメ
海と向き合い、自らを再起動する――プロセーラーが語る、シチズン「プロマスター」で“限界を超える”意味とは【PR】