後席と荷室、どちらを重視する!? アウディ新型「Q3」のリアシートは快適? “プレミアムコンパクトSUV”の居住性をチェック
約6年ぶりに全面刷新! 新型「Q3」シリーズの後席は本当に広い?
プレミアムコンパクトSUVは、扱いやすいボディサイズと上質さを両立する一方、限られた室内空間をどう使うかも重要です。
アウディ「Q3」は、2011年に初代が登場したプレミアムコンパクトSUV。日本では2026年5月、約6年ぶりのフルモデルチェンジによって第3世代へ進化しました。
新型も、オーソドックスなSUVスタイルの「Q3」とクーペライクなルーフラインを持つ「Q3スポーツバック」の2タイプを設定。「Q3スポーツバック」は「Q3」よりルーフラインが約30mm低く、よりスポーティなシルエットに仕立てられています。
そんな新型で注目したいのがリアシートです。前後スライドに加えて背もたれの角度も調整でき、乗員の快適性と荷室スペースのバランスを変えられるようになっています。
人を乗せるときには後席スペースを広く取り、荷物が多いときにはシートを前方へ移動させて荷室を広げるといった使い分けができます。
では、大人が実際に座った際の居住性はどうなのでしょうか?
身長170cmのドライバーが運転席を普段のドライビングポジションに合わせ、その真後ろに座ってみると、後席を一番後ろまでスライドさせた場合、後席乗員のヒザ前にはこぶし2個半ほどのスペースが残ります。
プレミアムコンパクトSUVというカテゴリーから想像する以上に前後方向の余裕があり、大人が座っても窮屈さを感じにくい空間です。
さらに、フロントシート下につま先を入れられるのもポイント。足先を前席下へ収められるため、自然な姿勢を取りやすくなっています。

頭上空間は、「Q3」がこぶし約1個半、ルーフ後端が低くなる「Q3スポーツバック」でこぶし約1個ほどでした。
当然、クーペフォルムの「Q3スポーツバック」の方が余裕は少ないものの、身長170cm程度の乗員であれば、強い圧迫感はありません。
●広いだけじゃない! リクライニングや後席エアコンも充実
新型「Q3」シリーズのリアシートは、単にスペースが広いだけではありません。背もたれにはリクライニング機構が備わっており、乗員の体格や好みに合わせて角度を調整可能。市街地ではやや起こした姿勢で座り、長距離移動では少し背もたれを寝かせて快適な姿勢をとるなど、シーンに応じて快適なポジションを選べるのは美点です。
リアシートまわりの装備も、プレミアムSUVらしい充実ぶりです。
センターコンソール後端には、エアコンの吹き出し口はもちろんのこと、後席乗員が操作できるエアコンのコントロールパネルが備わります。
さらに、後席用にUSB-C充電ポートを2個装備。センターアームレストにはボトルホルダーが2個用意されるほか、左右のドアポケットにもドリンクボトルを収納できます。
もうひとつ印象的なのが、リアシート周辺の仕立て。新型「Q3」シリーズは、リアドアの内張りにもソフトパッドがあしらわれています。
コンパクトクラスの場合、後席ドアの内張りは硬質な樹脂素材を多用するクルマもありますが、新型「Q3」シリーズは目につく部分の質感が追求されていることがうかがえます。
* * *
新型「Q3」シリーズのリアシートは、広いだけでなく乗員が快適に過ごせるように配慮も行き届いています。
しかも、リアシートを前後にスライドできるため、大きな荷物を積みたい場合にはスペースの配分を変えることもできるのです。
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