まもなく日本でも発売!? トヨタ「ランドクルーザー300」初のハイブリッドってどんなクルマ? “歴代最強”のパワーを生む新パワートレインの正体
“ランクル300”初のハイブリッドがまもなく登場 どんなモデル?
トヨタ「ランドクルーザー300」の日本仕様に、まもなくハイブリッドモデルが設定される模様です。“ランクル300”シリーズ初となるハイブリッドとは、どんなクルマなのでしょう?
その正体を把握する上で参考になるのが、すでにオーストラリアで展開されている「ランドクルーザー300 パフォーマンスハイブリッド(Performance Hybrid)」です。
“パフォーマンスハイブリッド”という名称からもうかがえるように、これは「プリウス」など“燃費重視のハイブリッド”とは性格が異なるパワートレイン。モーターの力を使って加速、けん引、そして悪路走破性能まで高めることを想定しています。
豪州仕様に搭載されるのは、“i-FORCE MAX Performance 1-Motor Hybrid”と呼ばれるハイブリッドシステム。3.5リッターV型6気筒ツインターボガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせ、10速ATとフルタイム4WDを組み合わせています。
トヨタが乗用車などで広く展開する、燃費効率を重視したシリーズ・パラレル式とは異なり、“ランクル300”ではエンジンと従来型10速ATの間に電気モーターを配置する1モーターのパラレルハイブリッドとしています。
エンジン単体での最高出力は415ps(305kW)、最大トルクは650Nmで、モーターは49ps(36kW)、250Nmを発生。システム全体では最高出力464ps(341kW)、最大トルク790Nmをマークします。
これは、豪州仕様の3.3リッターV6ツインターボディーゼルと比べて最高出力で155ps(114kW)、最大トルクで90Nmも上回るスペックで、トヨタのオーストラリア法人はハイブリッドモデルを、「ランドクルーザー」史上最もパワフルなモデルと位置づけています。

つまり“ランクル300”のハイブリッドは、燃費重視のパワートレインではなく、V6ツインターボが生み出す力に、モーターの瞬発力を上乗せするパフォーマンスモデルとなっています。
●なぜ“ランクル300”にハイブリッド!? ねらいは“悪路でも頼れる電動化”
では、なぜ“ランクル300”にハイブリッドが必要なのでしょうか? トヨタのオーストラリア法人は“パフォーマンスハイブリッド”について、燃費を最大化することを主目的としたユニットではなく、加速感やトルクレスポンス、オフロード性能、けん引性能などを高めるためのシステムだと説明しています。
モーターには、発進直後から大トルクを発生できる特徴があります。そのため、急な登り坂や深いわだちなど瞬時に駆動力が欲しい場面では、モーターがエンジンをアシスト。アクセル操作に対して素早く力を引き出します。
さらに10速ATも、“パフォーマンスハイブリッド”専用にチューニング。必要な場面ではギアを長く保持して力強さをキープしながら、変速時に生じるトルクの谷をモーターが補うことで、なめらかな加速を実現しています。

つまり“パフォーマンスハイブリッド”は、“ランクル”らしさをスポイルするものではありません。むしろ「どこへでも行き、生きて帰ってこられる」という“ランクル”の真価を、電気の力でさらに伸ばそうとしているのです。
また、モーターの恩恵を得られるのは悪路だけではありません。豪州仕様では、ディーゼルモデルと同じく最大3500kgのけん引能力を確保。その上で“パフォーマンスハイブリッド”は、パワートレインにかかる負荷が軽減されることで、重量物をけん引するときや郊外路で前走車を追い越す場面などでも余裕のある走りを実現するといいます。
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