「サニー」をルーツに持つ米国向けセダンが300馬力に!? 日産「セントラSpec-V」は6速MT&GT-Rゆずりのリアウイングで武装した過激な1台
「サニー」の系譜を受け継ぐ「セントラ」が300馬力のスポーツセダンに
日産自動車の米国法人は2026年10月28日、同年11月3日から6日まで米国ラスベガスで開かれる「SEMAショー2026」に出展するコンセプトカー「セントラSpec-Vコンセプト」を発表しました。
「セントラ」は、日本向けの「サニー」をルーツに持つ日産コンパクトセダンです。1981年に登場した5代目「サニー」(B11型)が、翌1982年から米国で「セントラ」の名で販売されました。その後は米国向けの独自モデルとして発展し、現在も日産の米国向けコンパクトセダンとしてラインナップされています。
その「セントラ」には、かつて高性能モデルが存在していました。1991年に米国で登場した「セントラSE-R」は2リッター直列4気筒エンジンを積んだスポーツモデルで、手頃な価格設定ながら本格的なスポーツドライビングを楽しめるモデルとして、米国のクルマ好きから高く支持されました。また2002年モデルには、2.5リッターエンジンと6速MTを備えた「セントラSE-R Spec V」も登場しています。
今回の「セントラSpec-Vコンセプト」は、「セントラSE-R」の米国デビューから35年の節目に、「SE-R」を輸入車シーンのスターに押し上げた米国愛好家たちへのトリビュートとしてつくられました。
最大の見どころは、ボンネットの下に収められた2リッター直列4気筒エンジン“MR20DD”です。
ノーマルの「セントラ」にも搭載されるエンジンをベースに、ギャレット製の「G25-550」ターボチャージャーを追加。フロントマウント式インタークーラーを装着し、コンロッドやピストンなどの内部パーツも強化されています。
さらに燃料系には、追加のインジェクターや大容量の燃料ポンプを採用。こうした改良により、駆動輪での出力は300hpに達すると、日産が公開した車両仕様書には記されています。

トランスミッションは、かつて販売されていた「ジュークNISMO RS」用を改造した6速MTで、ヘリカル式のリミテッドスリップデファレンシャル(LSD)も採用されています。
さらに、センターフォース製の軽量フライホイールと強化クラッチ、ショートストロークタイプのシフト機構も採用。強力な駆動力を確実に路面へ伝えながら、マニュアル操作を楽しめる仕様となっています。
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