VAGUE(ヴァーグ)

レクサス新型「RX」は“3つの顔を持つSUV” パワートレインごとに異なる走り味の違いを分析する

走りの質が大幅に高まったRX350と直4でもガッカリしないRX450h+

 ここからは、3つのパワートレインそれぞれの走り味を紹介していこう。

 まずエントリーに位置づけられるRX350系は、最高出力289ps、最大トルク430Nmというスペックは十分に強力で、その走りはエントリーモデル云々ということをまるで意識させない。

レクサス「RX350“Fスポーツ”」
レクサス「RX350“Fスポーツ”」

 低回転域からしっかりトルクを発生する2.4リッターターボエンジンは実用域から非常に扱いやすく、しかも、ターボエンジンらしい回すほどにパワーが倍化してくるような伸び感もある。

 しかも、トランスミッションは“Direct Shift-8AT”。素早くキレのいい変速、アクセル操作に対してダイレクトに駆動力を伝達する優れたレスポンスがそこに加わって、小気味いい走りを可能にしているのだ。

 先代の「RX200t」(後の「RX300」)は2リッターターボエンジンを積んでいたが、パワー的にはひとクラス下のNXには十分でも、RXにはやや物足りない印象があったし、音や振動についてもV型6気筒が恋しいと思わせた。しかし、新型のRX350系は、静粛性の高い車体のおかげもあって走りの質が大幅に高まっている。コストパフォーマンスでいえば一番と思わせる仕上がりとなっているのである。

 RX初のプラグインハイブリッドとなるのがRX450h+。18.1kWhのバッテリーを積み、WLTCモードで86kmの一充電航続距離を実現している。2.5リッターエンジンは最高出力185ps、最大トルク228Nm。これに最高出力182ps、最大トルク270Nmの電気モーターを前後に2基組み合わせる。システム最高出力は309psとされる。

 充電状況が十分な状態であれば、RX450h+はエンジンを始動させることなく電気モーターだけで走っていく。車内が静寂に包まれたまま、速度だけが上がっていく様は、まさしくEV(電気自動車)のそれ。パワーも余裕があり走らせやすい。もちろん、充電量が減ってきたり、あるいは自ら切り替えたりすれば、HVモード(ハイブリッド)となり電気モーターとエンジンが協調した走行となる。

レクサス「RX450+“バージョンL”」
レクサス「RX450+“バージョンL”」

 興味深いのは、基本的に同じハイブリッドシステムを搭載する(今のところ国内未発売の)RX350hとは走りの印象が結構異なることだ。

 バッテリー容量に余裕がある分、発進からエンジンが始動するまでに走れる距離が長くなり、最高速も高くなる上に走行中のエンジン停止の頻度もさらに高まる。積極的な電気モーターのアシストによりドライバビリティも良好だ。要するに、単にEV航続距離が長くなるだけでなく、プラグインハイブリッドならではの走りのうま味、魅力もしっかりつけ足されているのである。

 走りの上質感、特に静粛性はきわめてハイレベル。単に音量が低いのではなく、路面が変わっても、あるいは風が強まってもノイズレベルの変化が小さく、つまり耳障りにならないのがいい。

 先代RXのハイブリッドモデルである「RX450h」は、3.5リッターのV型6気筒エンジンと電気モーターを組み合わせており、そのマルチシリンダーならではのスムーズさはひとつの美点となっていた。それが新型では、同じ数字の車名ながら、エンジンは直列4気筒となった。そのため、ユーザーをガッカリさせてしまう恐れを危惧したのだが、実際に乗ってみて、これなら大丈夫だろうと確信できた。力強くなめらかで、非常に静か。決して名前負けしていないのである。

Nextアクセルを踏み込むのが楽しいRX500h“Fスポーツパフォーマンス”
Gallery 【画像】パワートレインの違いで走りの印象が大きく異なるレクサス新型「RX」を見る(42枚)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介
三浦桃香プロとまわれるかも!?ゴルフコンペ参加者募集中!

page

VAGUEからのオススメ

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

ポータブル電源が都心で過ごす夜を変える──Jackeryがかなえる“オフグリッド”なスポーツ観戦【PR】

RECOMMEND