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ジムニー・オーナーが感じた三菱「デリカミニ」の魅力と不満とは? “遊び心”がもっと欲しい! パーツ類のさらなる充実に期待大

愛らしさとたくましさが共存したデザイン

 新型デリカミニのアピールポイントは、なんといっても“顔”でしょう。

三菱の新型「デリカミニ」はよりタフなキャラにも期待したいところ。その辺はユーザーやパーツメーカーが生み出していくものかもしれない
三菱の新型「デリカミニ」はよりタフなキャラにも期待したいところ。その辺はユーザーやパーツメーカーが生み出していくものかもしれない

 デリカミニの前身に当たる「eKクロススペース」は、兄貴分たる「デリカD:5」譲りの強面“シェーバー顔”だったのに対し、デリカミニは動物のようなファニーフェイス。上部がカットされた奥二重な丸目ライト(実際はLEDポジションランプ)がつくり出す独特の表情は、かわいさだけでなく生意気でオチャメな感じもあってかなり“萌え”です。

 ランドローバー「ディフェンダー」に顔がソックリという話もありますが、軽自動車のコンパクトな車体にこの生意気顔の組み合わせが、より愛らしく感じられます。

 しかも、“カワイイ”だけで終わらせていないのが上手いところ。その眼差しでキュンとさせる一方、フロントとリアの太い横バーにガッツリ刻まれた「DELICA」のロゴでワイルドさを強調しています。この愛らしさとたくましさが共存するデザインこそ、デリカミニが発売前から大きな人気を得た理由でしょう。実車を目の前にしても「こりゃ、なかなかいいなぁ」と思わされました。

 さあ、大きなドアを開けて運転席に乗り込むと……「わーっ、乗りやすっ!」。僕のジムニーはカスタムして車高を40mm上げているので、乗り込むときは「ヨッコイショ」とお尻を上げなければならないのですが、デリカミニはまるで食卓のイスにでも腰掛けるかのように、すっと座ることができます。

 ちなみに車高や最低地上高は、ふつうの軽ハイトワゴンとほぼ同じ。4WDモデルは2WD車より径が大きい15インチタイヤを履いているため、10mmだけ地上高が高くなっています。でもまぁ、“気持ち程度”といったくらいですかね。

●内装と外装との間に感じたギャップとは

 運転席に収まると、「これが軽なの?」と、ふだん軽に乗ってる僕も驚いてしまうくらいの広々感と高級感。ステアリングおよびシートヒーターを装備し、ルームミラーはデジタル液晶、エアコンはタッチパネル式。このあたりの装備充実度と質感の高さは、質実剛健なジムニーとは比べるべくもありません。

 ただし気になったのは、“アウトドア感”が皆無なこと。インテリアに関してはイマドキの軽スーパーハイトワゴンそのまんまで、外観デザインから感じた遊び心やワクワクさせる演出がない……。ぬれても拭き取りやすいはっ水シート生地、などは謳われているけれど、正直、もうちょっと色使い、素材感、デザインなどで“アソビ”を感じさせてくれたらなぁ、と思いました。

 例えば、ボディカラーと同じ色のトリムを内装のどこかに使うとか、助手席の前に「DELICA」のロゴが入ったぶっといグリップをつけるとか。元々、高価格ではない軽自動車にかけられる予算には限りがあるのは承知ですが、例えば、ジムニーの内装はさほどお金がかかっている感じではしないけれど、デザインで上手い具合に“無骨感”を出していたりします。なのでつい、デリカミニにも期待してしまうのです。

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