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ジムニー・オーナーが感じた三菱「デリカミニ」の魅力と不満とは? “遊び心”がもっと欲しい! パーツ類のさらなる充実に期待大

新型デリカミニで気になるオフロード性能は?

 新型デリカミニを走らせてみた印象は、必要にして十分な動力性能があり、端的にいえば「フツウ」でした。

三菱の新型「デリカミニ」はよりタフなキャラにも期待したいところ。その辺はユーザーやパーツメーカーが生み出していくものかもしれない
三菱の新型「デリカミニ」はよりタフなキャラにも期待したいところ。その辺はユーザーやパーツメーカーが生み出していくものかもしれない

 660ccのターボエンジンとCVTの組み合わせは、アクセルペダルを踏み込むとブーンと回転が上がり、スピードが後からついてくる感じ。ボディも1060kgと軽自動車としては重めなのでキビキビと走る感じではないですが、しっかりと落ち着いたハンドリングで運転しやすく、高速道路での安定性も文句なしです。

 では、気になるオフロード性能は? といえば、この日はキャンプ場内の砂利道程度しか走れなかったので、真の実力のほどは分からなかったのですが、資料によれば、オンデマンド式4WDシステムを採用し、サスペンションもデリカミニ専用のセッティングを施しているとのこと。開発スタッフの方にうかがったところでは、「オフロードコースのちょっとしたモーグル(左右交互にデコボコが連続する地形)などは走破できます」ということです。

 ジムニーのように林道をガシガシ進んでいけるどうかは別として、キャンプ場に行く途中に現れるフラットダート程度なら、新型デリカミニでも気にせず走っていけそうです。

 前述したように、試乗した日の天候は雨模様。でも、新型デリカミニはぬれた未舗装路でもズルっとすべる素振りもなく走ることができ、専用チューニングのサスペンションのおかげか、路面のデコボコもやわらかくいなしているように感じられました。

 買いものなどの普段使いからドライブ、ときどきちょいとオフロード、みたいな用途には不満のない、乗り心地と走破性のバランスが取れた足回りという印象です。

●ユーザー発信の今後のムーブメントに期待

 新型デリカミニに相対した印象をまとめるなら、外観はカッコかわいく、遊び心とアウトドア感があり魅力的。内装やユーティリティ、走りについては軽スーパーハイトワゴンとしてのスタンダードで、不満や不足はないけれどもうちょっとだけ特徴的な“何か”が欲しいと思いました。

 もちろん、ハナからジムニーとはカテゴリーが異なるクルマですが、“デリカ”の名前を冠しているなら、もう少しだけタフなキャラクターを期待してしまうところです。

 とはいえその“何か”は、これからユーザー自身や周辺のパーツメーカーなどが生み出していくものかもしれません。

 ジムニーがそうであるように、新型デリカミニにも自分好みの1台にカスタムしたくなるような雰囲気やキャラクターがあります。メーカーにはぜひユーザー発信のムーブメントが広がるような環境整備をしてもらい、長く愛されるモデルに育てていってもらいたいと思いました。

●MITSUBISHI DELICA MINI T Premium
 三菱 デリカミニ Tプレミアム(4WD)
・車両価格(消費税込):223万8500円
・全長:3395mm
・全幅:1475mm
・全高:1830mm
・ホイールベース:2495mm
・車両重量:1060kg
・エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
・排気量:659cc
・駆動方式:4WD
・エンジン最高出力:64ps/5600rpm
・エンジン最大トルク:100Nm/2400〜4000rpm
・モーター最高出力:2.7ps/1200rpm
・モーター最大トルク:40Nm/100rpm
・サスペンション:(前)ストラット式、(後)トルクアーム式3リンク
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッド・ディスク、(後)ドラム
・タイヤ:(前)165/60R15、(後)165/60R15

Gallery 【画像】パーツ類の充実で遊び心がアップすればさらに魅力大! 三菱「デリカミニ」を写真で見る(37枚)
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