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“札幌〜東京1200km”EVで走破できる? 高性能なポルシェ「タイカン」で検証! 最新装備とサービスで長距離ドライブもストレスフリーになる?

充電時のストレスを軽減してくれるPCAの150kW急速充電器

 札幌から東京まで陸路での移動距離は約1200km。タイカンGTSのカタログ上での航続距離は492kmなので、計算上は2回の充電で到達できそうです。

 しかし、充電の際にゼロ付近から100%近くまでバッテリーを充電するのは時間がかかるため、1回の走行距離は300km前後と考え、岩手、仙台、宇都宮の拠点で充電をおこない、東京へと向かうことにしました。

“プレミアム チャージング アライアンス”を利用して「アウディ岩手」でバッテリーチャージ
“プレミアム チャージング アライアンス”を利用して「アウディ岩手」でバッテリーチャージ

 夕方、まず「ポルシェセンター札幌」からほぼ満充電のタイカンGTSで向かったのは、約70km先の苫小牧西港フェリーターミナル。北海道と本州を結ぶフェリー航路はいくつかありますが、今回は苫小牧-八戸間を運航するシルバーフェリーで一夜を明かし、翌朝に八戸港へ到着するという航路を選びました。

 ちなみに、八戸港から最初の充電スポットに選んだ「アウディ岩手」までは150kmほどの距離なので、札幌から苫小牧までの距離を合算しても250km以下。その後の充電スケジュールにも響かないだろうという計算もありました。

 実際、札幌から苫小牧までの北海道縦貫道は流れもスムーズで、フェリーターミナル到着時もバッテリー残量は80%以上をキープしていました。

 その後、23時59分にフェリーが出航。津軽海峡を越えて翌朝7時30分に八戸港に入港するまで、当然ながらバッテリー残量が減ることはありません。船上ではのんびりと展望浴室などを楽しんでから熟睡しました。

 翌朝、八戸港から八戸自動車道、東北道と進み、盛岡ICからほど近いアウディ岩手を目指します。

 休日の朝でも交通量が少なめな同ルートは快適そのもの。ドアミラーを介して望むリアフェンダーのふくらみは間違いなくポルシェのソレで、気分は爽快。快適なドライブが続きます。

 午前10時、最初の急速充電スポットであるアウディ岩手に到着しました。この時点でのバッテリー残量は40%ほどでしたが、コーヒーブレークでひと息つく30分ほどの間に80%強までチャージできたので、早速、次の目的地である「ポルシェセンター仙台」へ向けて出発します。

 仙台までの走行距離はおよそ170km。2時間ほどの道のりですからバッテリー残量を気にすることはありません。とはいえ、東北道の岩手、宮城辺りはアップダウンが続きますから、どの程度、バッテリーが消耗するのかは未知数でした。

 しかし結果からいうと、タイカンGTSの“電費”は想像以上に優秀で、ポルシェセンター仙台に到着した際のバッテリー残量は45%ほど。約170kmを流れに乗って走り30%ほど消耗した計算になります。車格やパワフルな動力性能などを考えると満足できる結果でしょう。

 そして何より驚いたのが、ポルシェセンター仙台に設置されていた150kW急速充電器“ポルシェターボチャージャー”のパフォーマンス。平均して130kWほどの出力で充電が進み、わずか15分ほどでバッテリー残量が80%まで回復したのです。

 とはいえ、次の充電スポットである「フォルクスワーゲン栃木中央」までは270kmほどの道のりですから、90%少々まで充電してから出発しました。

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村田尚之
村田尚之
フリーランスライター・フォトグラファー
東京都出身。学生時代から雑誌の編集に携わる。自動車専門誌やメーカー広報誌などを手がける編集プロダクションを経て、2002年にフリーランスライター・フォトグラファーとして独立。クルマや旅客機、鉄道など乗り物関連の専門誌やニュースサイトを中心に執筆・撮影。『羽田空港アーカイブ1931-2023』(徳間書店)、『ANAの本。』(誠文堂新 光社)など書籍の制作にも携わる

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