“札幌〜東京1200km”EVで走破できる? 高性能なポルシェ「タイカン」で検証! 最新装備とサービスで長距離ドライブもストレスフリーになる?
ロングドライブで不快に感じる騒音や硬さをシャットアウト
東北道も仙台を過ぎると、クルマやトラックの交通量が増えてきます。路面の状態もわだちやひび割れの補修跡が目立ちます。喜ばしくない状況ですが、そんな状況でも「タイカンGTS、やるなぁ」と思わせてくれたのは、EVらしい静粛性が保たれることと、抜群の直進安定性でした。

試乗車が履いていたオプションの21インチホイールを見たとき、「乗り心地は結構ハードかも……」と危惧していたのですが、全くの杞憂でした。ステアリングに備わるダイヤルで「スポーツ」や「スポーツプラス」などの走行モードを選べますが、「ノーマル」を選んでいる限り、引き締まった印象こそあれ、ロングドライブで不快に感じる騒音や硬さといった要素はシャットアウトされます。
そんな快適なドライブを楽しんでいると、気づけば3時間少々の道のりはあっという間。いよいよ最後の充電スポットであるフォルクスワーゲン栃木中央に到着です。
到着時点でのバッテリー残量は35%ほどで、走行可能距離は140kmほど。最終的な目的地である虎ノ門までは残り150kmほどですから、ほどほどの充電量でも十分に到達できる計算です。
「20〜30%分だけチャージして、早々に出発するか」と思いましたが、やはり急速充電器の威力は絶大。平均約80kWの出力で30分ほどチャージすると、バッテリー残量は約80%まで回復しました。
これにより最終レグは、走行可能距離320kmと余裕のあるスタートとなりました。そこから北関東自動車道、東北道、首都高速と約140kmのルートを進みましたが、特に渋滞もなくスムーズに走れました。
EVでのロングドライブといえば、「渋滞でバッテリー残量にヒヤヒヤ」、「充電スポットの出力がイマイチでイライラ」といったアクシデントがあるのでは? と心配していたのですが、今回はそうしたストレスを一切感じることなく、タイカンGTSはあっけないほどスムーズに虎ノ門へと到着しました。
気づけば、盛岡でのコーヒータイム、仙台での昼食、宇都宮でのひと休みと、30分から1時間程度の休憩とサービスエリアでの小休憩以外、ほぼタイカンGTSの車内で過ごしましたが、疲れを感じたかといえば、さにあらず。むしろ、存分にポルシェの最新EVを堪能したという心地よい満足感の方がはるかに大きかった、というのが偽らざる感想です。
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