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“札幌〜東京1200km”EVで走破できる? 高性能なポルシェ「タイカン」で検証! 最新装備とサービスで長距離ドライブもストレスフリーになる?

目的地到着時点でのバッテリーへの不安を払拭する秀逸なナビ

 札幌から東京の虎ノ門まで、約1200kmの道のりを走破した今回のドライブ旅。スタートするまでは、「エンジンのないポルシェってどうなの?」という疑問があったのも事実ですが、ガッシリとしたボディ、情報量は豊富なのに気持ちよくニュートラルなステアリングを備えたタイカンGTSは、まごうことなき近代ポルシェの世界を感じさせてくれるモデルでした。

「タイカンGTS」のナビは、目的地をセットすると到着時点でのバッテリー予想残量を表示。目的地に到着するまでに充電が必要か否かを判断しやすい
「タイカンGTS」のナビは、目的地をセットすると到着時点でのバッテリー予想残量を表示。目的地に到着するまでに充電が必要か否かを判断しやすい

 また、エンジンに通じる情緒すら感じさせる、心地よいモーターの加速感は、思わずヒザを打つほどのフィーリングでした。

 そして何より「便利だなぁ」と素直に感心させられたのは、ナビで目的地をセットすると、走行距離とともに到着時点でのバッテリー予想残量が表示されることでしょう。

 どんなEVでもバッテリー残量と走行可能距離は表示されますし、最新モデルではタイカンと同様、予想残量の表示機能を備えるEVもあります。そして、今回のようなロングドライブでは、アダプティブクルーズコントロールを始めとしたADASのお世話になる時間が長いのも事実です。

 ですが、ポルシェだと少なからず「自分の意志で操りたい」というシーンがあります。バッテリー予想残量はそんなときの不安を解消し、想像以上にロングドライブにおけるストレスを軽減してくれました。

 そしてもちろん、格上の急速充電を可能とするPCAのネットワークが充実している点も、長距離ドライブにおける安心感につながったことは間違いありません。

* * *

 ハード面、ソフト面を問わず、EV特有の不安を感じることなく存分にドライブが楽しめるよう進化を重ねるポルシェ。今回はタイカンGTSのスポーツサルーンとしての高い完成度はもちろんのこと、予想残量表示のような小さな工夫にも、世界屈指のグランツーリズモ・ブランドならではのポリシーを感じました。

「魂は細部に宿る」といいますが、そうした小さなコダワリも、やっぱりポルシェだなと納得させられたドライブ旅となりました。

●Porsche Taycan GTS
 ポルシェ タイカンGTS
・車両価格(消費税込):1913万円
・全長:4963mm
・全幅:1966mm
・全高:1381mm
・ホイールベース:2900mm
・駆動方式:4WD
・電気モーター:交流同期電動機
・最高出力:517ps/598ps(ローンチコントロール時)
・最大トルク:850Nm(ローンチコントロール時)
・駆動用バッテリー総電力量:93.4kWh
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)245/45R20、(後)285/40R20

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村田尚之
村田尚之
フリーランスライター・フォトグラファー
東京都出身。学生時代から雑誌の編集に携わる。自動車専門誌やメーカー広報誌などを手がける編集プロダクションを経て、2002年にフリーランスライター・フォトグラファーとして独立。クルマや旅客機、鉄道など乗り物関連の専門誌やニュースサイトを中心に執筆・撮影。『羽田空港アーカイブ1931-2023』(徳間書店)、『ANAの本。』(誠文堂新 光社)など書籍の制作にも携わる

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