「遅れてきた本命」レクサス「RX350h」の魅力を体感! フツーのハイブリッドがなぜ“真打ち”? インテリアは“格上のおしゃれ”ぶり
レクサス「RX350h」が「RX」シリーズの真打ちである理由
レクサスのミッドサイズSUV「RX」シリーズに先ごろ追加された「RX350h」をドライブしながら、「真打ちは遅れてやってくる」という言葉を思い出しました。

「真打ち」とは、主役や最高の力量を持ったものを指す言葉。「遅れてやってくる」とはその言葉どおり、序盤には登場せず遅れて現れるという意味です。つまり、レクサスRXのラインナップに後から追加されたRX350hは、「RXの真打ち」であり「RXの本命」だと実感したのです。
今回フォーカスするRX350hに触れる前に、まずはレクサスRXについておさらいしておきましょう。
初代RXがデビューしたのは1998年のこと。乗用車系のプラットフォームを採用し、高級セダンのように快適でラグジュアリーなSUVを他に先駆けて提案したRXは、以来、世界累計360万台以上を販売してきたレクサスの売れ筋モデルです。
ボディサイズは同じくSUVの「NX」よりひと回り大きく、乗用車系のモノコックプラットフォームを組み合わせた日本市場向けレクサス車としては最大級。全長4890mm、全幅1920mm、全高1700〜1705mmという大きな車体によるゆったりとした居住空間が魅力のモデルで、特に広々としたリアシートの足元スペースなどは乗員に満足感を提供してくれます。
日本仕様の現行RXが発売されたのは2022年11月のこと。それから遅れること8か月あまり、2023年7月に追加されたRX350hの特徴は、パワートレインにベーシックなHEV(ハイブリッド)を採用していることです。
現行のRXには、当初からHEVがラインナップされていましたが、RX350hに搭載されるシステムは、これまで設定されていたHEVとは異なっているのです。
例えば、最上級仕様である「RX500h」に組み合わされるHEVは、高出力が自慢のタイプ。一方、「RX450h+」に積まれるシステムは、大型バッテリーへの外部充電も可能なPHEV(プラグインハイブリッド)となっています。
“真打ち”のRX350hが搭載するベーシックなHEVは、特段パワフルでもなくPHEVのように外部からの充電に対応するわけでもありません。しかし、それらを必要としない人にとっては、まさに待望のパワートレインといえるでしょう。
もしかすると、シンプルなHEVだから動力性能がもの足りないのでは? と考える人もいるかもしれません。しかし、心配には及びません。
RX350hのエンジンとモーターは、PHEVのRX450h+と同じもの。2.5リッター直列4気筒自然吸気エンジンは最高出力190psを発生し、前輪駆動モデルは最高出力182psのフロントモーターで前輪を駆動します。
“E-Four(電気式AWDシステム)”を採用したRX350hの4WDモデルは、さらに最高出力54psのリアモーターを搭載。発進時や雪道などすべりやすい路面では後輪をモーターで駆動して優れた走行安定性を実現する一方、前後の駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御することで、発進時の優れた加速性能とドライバーの意図どおりに曲がる高い旋回安定性を実現します。
システム最高出力はRX450h+の309psに対し、RX350hは250psと劣りますが、実際にドライブしてみると日常領域の加速は大きく差がつくものではないと感じました。加速は物足りないどころか“かなり速い”といえるレベルで、納得の動力性能を備えています。
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