レクサス「LM」は商品改良で何が進化した? 抜群の静粛性が「極上の移動」をサポート! 新“ラグジュアリームーバー”が提供する“格上のおもてなし”とは
“ショーファードリブンの勢力図”を一変させたレクサス「LM500h」
2023年10月の登場から丸2年。レクサス「LM500h」はこの間、大げさにいえば“ショーファードリブンの勢力図”を一変させたといっていいでしょう。

この世界では近年、かつて圧倒的な存在感を誇ったメルセデス・ベンツ「Sクラス」やレクサス「LS」といったラージセダンに代わって、トヨタのラージミニバン「アルファード」&「ヴェルファイア」が圧倒的な勢力となっていました。
そんな状況下に、まずは贅沢な4座仕様の「LM500hエグゼクティブ」から市場投入されたレクサス「LM」は、威風堂々とした存在感とうならせるほどのラグジュアリー性によって、すぐさまその主役に。その後、6人乗りの「LM500hバージョンL」が追加されると勢いにますます拍車がかかり、いまや東京の丸の内、銀座などの街は「LM」が列を成すまでに至っています。
そんなレクサスの“ラグジュアリームーバー”である「LM」が、去る8月に一部改良を受けました。今回の改良、規模は決して大きくはありませんが、効果は絶大。後席に乗っていても、あるいは運転していても、すぐさま進化を感じられるものでした。
では、一体どこが変わったのか?
まず走りの面では、全グレード共通して静粛性の向上が図られました。具体的には、リアのホイールハウスとバックドアまわりに制振材、吸音材の追加、拡大をおこなうことで、前者が路面から後輪を伝わってくるロードノイズを、後者がバックドアからの振動音を軽減するとうたわれています。
実際、その効果は走り出した瞬間から体感できます。今回の試乗車は「エグゼクティブ」。そもそも、前席と後席の間にはパーティションがあり、騒音や振動の伝達の面で有利なモデルですが、それを差し引いても、車体後方からのノイズが明らかに小さく、というか、ほとんど体感できないレベルになっているのです。
正直にいうと、従来のモデルも今回改良された部分からの騒音が特に気になっていたわけではありません。むしろ、非常に静かなクルマだと感じて十分満足していたのですが、おそらく毎日乗るユーザーだからこそ気づく要素があり、開発陣はそれに迅速に応えた……そんなカタチだったに違いありません。
実際のところ、騒音、振動の低減のおかげで、発進、そして加速までさらになめらかになったかのように感じられます。エンジンが頑張っている感じがしないため、動力性能まで余裕が増したかのよう。正直、まさかこれほど走りが変わるとは想像以上でした。

そして後席では、それをさらに深く実感することになります。月並みですが、静かさ、なめらかさが一層、極められています。
とりわけ効果が大きそうなのが、バックドアまわりの対策です。おかげでリアコンパートメントは、大げさにいえば空気の震える感じがなくなり、音環境ががぜんスッキリした印象なのです。
リアの開口部が大きく、しかもバックドアそのものも大きく重いレクサス「LM」。この辺りは、対策すればするほど効果があるのでしょう。ともあれ、なんだか空気自体が清涼になったかのような、そんな心地よさを体感できるのです。
こちらも、今まで何か不満があったわけではありません。いってみれば、快適だった環境が、一層、快適さを増しているのです。正直、ここまで変わるのかと驚いてしまいました。
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