伝説の名車「パジェロ」復活へ!? キーパーソンが語った次世代型SUVへの期待 「4駆の三菱」の歴史と信頼を築いた歴代の名車が勢ぞろい
「パジェロ」の歴史はここから始まった
1973年の「第20回東京モーターショー」に参考出品されたコンセプトカーが、“ジープパジェロ”こと「パジェロI」です。そのビジュアルからも分かるとおり、三菱「ジープ」をベースにオープンバギースタイルに仕上げられています。
真っ赤なボディとチェック柄のフロントシート、ゴールドのホイールを組み合わせるというおしゃれさながら、ウインチや頭上の大型ライト、大径オフロードタイヤなどが本格的な悪路走破性を予感させます。
1979年の「第23回東京モーターショー」では、コンセプトカーだった「パジェロI」が「パジェロII」へと進化。オープンスタイルではあったものの専用デザインが与えられ、よりSUVらしいスタイルとなっています。
ラダーフレームにはピックアップトラックである「フォルテ4WD」のものが使われ、これが初代「パジェロ」の前身となりました。
ちなみに「パジェロ」という名は、パタゴニア地方に生息するヤマネコ“パジェロキャット”に由来したもの。「パジェロI」の専用ステッカーのモチーフにもなっています。
●RVブームを牽引した乗用車感覚で乗れる初代&2代目パジェロ
1981年の「第24回東京モーターショー」で市販仕様が初公開されたのが初代「パジェロ」です。
「ジープ」と同じくクロスカントリー車ではありますが、その信頼性を継承しつつ、乗用車感覚で扱える“RV(レクリエーショナル・ビークル)”として開発されたのが大きな違いでしょう。
そのため、ベースも、クライスラーと共同開発したピックアップトラック「フォルテ4WD」とし、フロントを独立懸架とすることで悪路走破性と優れた操縦安定性を両立させていました。

4WDシステムには、パートタイム式の“イージーセレクト4WD”を採用。1982年の発売時は3ドアのショートボディで4ナンバー車のみの設定でしたが、翌1983年には、乗用登録となる5ナンバー車のメタルトップワゴンが登場。
それを皮切りにボディバリエーションが拡大され、ファミリーカーとしても使いやすい4ドア車なども設定されるようになりました。
そして、1991年1月に誕生したのが、バブル期に大成功を納めた高級志向の2代目「パジェロ」です。
当時の三菱自動車の勢いを感じさせるスタイリッシュなデザインや、商用仕様から豪華仕様まで選べる充実のラインナップが印象的なモデルですが、その本質は、全方位での飛躍にありました。初代以上に悪路を走らせやすい上に、日常域から走りの安全と安心を強化していました。
その象徴といえるのが、世界初となる機構“スーパーセレクト4WD”の採用です。これは、フルタイム4WDとパートタイム4WDの強みを併せ持つもので、常時4WD走行が可能なだけでなく、2WDと4WDの変更やデフロックなど、利便性を大きく高めたものでした。
さらに、現代では安全装備の基本アイテムであるABSを、すべての4WDモードで対応できるよう開発されていたのが特徴的でした。
1997年には、世界初となるV6直噴式の“GDIエンジン”を搭載したことでも話題に。また、シリーズで唯一、ラリー参戦のために生まれた専用モデル「パジェロエボリューション」は、現在ではコレクターズアイテムとして高く評価されています。
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