伝説の名車「パジェロ」復活へ!? キーパーソンが語った次世代型SUVへの期待 「4駆の三菱」の歴史と信頼を築いた歴代の名車が勢ぞろい
「4駆の三菱」の過去と未来をつなぐヘリテージカーが集結
国内外の新旧名車が一堂に展示された自動車イベント「オートモビルカウンシル2026」において、三菱自動車工業は同社を象徴する歴代のクロスカントリー車を展示しました。
出展テーマは、「ブランドレガシーから見る過去~未来の三菱自動車らしさ」で、三菱自動車が得意とするSUVの礎となった三菱「ジープ」を始め、「パジェロ」の原点であるコンセプトモデル「パジェロI」、快適性に優れた本格SUVとなった2代目「パジェロ」、ダカールラリーで日本車初の総合優勝を飾ったプロトタイプ仕様の「パジェロ」など、全5台が展示されました。
初日のプレスカンファレンスでは、2026年4月1日より代表執行役社長 兼 COOに就任したばかりの岸浦恵介さんが登壇。「パジェロ」は若かりし頃に憧れていたモデルで、特別な思いのある1台であることを明かすとともに、その流れをくんだ新しいクロスカントリーSUVへの強い思いを語ってくれました。
現在、開発が最終段階にあるとウワサされる新しいクロスカントリーSUVの完成度は、かなり期待できるものだといいます。それは「パジェロ」を名乗るとウワサされていますが、現時点では、公式な発表はありません。
そんな中、三菱自動車の広報部に所属する伝説のラリードライバー増岡 浩さんは、「新しいクロスカントリーSUVは後輩が育っていることもあり、私は直接、開発に携わってはいません。ただし、プロトタイプに試乗してみたところ、とても出来がよかった。間違いなく、皆さんの期待に応えるSUVになります」と話します。
また、年初に明かされたように、2026年内に発表という予定には変更はないとのこと。数々のラリーに出場しただけでなく、プライベートでも「パジェロ」を乗り継いできた増岡さんが太鼓判を押すだけに、大いに期待してよさそうです。

なお岸浦さんは、今後の三菱のラインナップについて、海外市場を含め、自社の強みであるSUVを中心とした展開とし、小さなクルマも軽自動車やコンパクトなSUVで担っていく方針であることも明らかにしています。
●乗用+運搬用+働く作業車の「ジープ J11 デリバリ ワゴン」
さてここからは、「オートモビルカウンシル2026」の展示車について紹介していきましょう。まずは、三菱「ジープ J11デリバリ ワゴン」から。
三菱「ジープ」の歴史は、米軍向け「ジープ」の初期型から製造を手がけていた米国のウィリス・オーバーランド社との提携により、日本でのノックダウン生産が1953年に始まりました。
その直後から独自の進化が図られるようになり、1954年には国産化したエンジンを搭載。1956年には、完全国産化された“J3型”が生産されるようになりました。

その後、さまざまなボディバリエーションが展開され、長年の本格4WD開発・製造のノウハウが後の「パジェロ」の礎となりました。
会場に展示された三菱「ジープ J11デリバリ ワゴン」は、1953年に登場した2ドア仕様のワゴンです。
2.2リッターのガソリンエンジンを搭載した左ハンドルの5名乗りで、カタログにはその特徴が“乗用+運搬用+働く作業車”と記されていました。まさに「パジェロ」の先祖と呼ぶにふさわしい仕様です。
「パジェロ」とは異なる質実剛健なモデルですが、三菱「ジープ」シリーズ全体としては1998年まで長らく製造・販売され続けたことは、驚きの事実といえるでしょう。
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