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“MT車=スポーツカー”と思ってない!? 買い物からワインディングまで1台でこなせる「フツーに乗れるMT車」3選

スポーツカーじゃない“フツーのMT車”3選

「MT車に乗りたいけれど、スポーツカーが欲しいというわけじゃない」──そう思っているドライバーは、意外と多いのではないでしょうか?

 いまや新車でMTを選べるモデルは、ほとんどがスポーツグレード。ところが探してみると、買い物にも通勤にもフツーに使えて、それでいてMTの楽しさを味わえるクルマがまだ残されています。本記事ではそんな、スポーツモデルではない“フツーの足”でありながら、MTを選べる3台をピックアップしてみました。

■ホンダ「シビックRS」

 2024年秋に「タイプR」ではない「シビック」のラインナップに追加されたグレードが「RS」。182psを発生する1.5リッターターボエンジンを搭載するこのグレードは、運転する楽しさやクルマとの対話にこだわった作り込みが施されているのがポイントです。

 剛性感のあるシフトフィールは「ギアチェンジが楽しくなる!」という表現がピッタリな感触で、街乗りでもクルマを操っているという感覚が濃密です。

 また利便性の面でも、ラゲッジスペースが広いというメリットがあります。リアゲートの開口部が大きく、ラゲッジスペース自体も広いため、大きな荷物も余裕をもって積載することができます。

ホンダ「シビックRS」
ホンダ「シビックRS」

 運転する楽しさと利便性、双方を高次元でバランスされているのが「シビックRS」なのです。

■「マツダ3」

“Cセグメント”のハッチバックとセダンをラインナップする「マツダ3」ですが、“ファストバック”と名づけられたハッチバックには、6速MTを選べるグレードが存在します。

 6速MTを選べるのは、“e-スカイアクティブG”と呼ばれる2リッター車と、マツダ独自の燃焼技術“e-スカイアクティブX”を採用した2リッター車(ともにマイルドハイブリッド仕様)。

 マツダはドライビングポジションにこだわりを持つブランドとして知られていますが、「マツダ3」にもその考え方は反映されています。

「マツダ3」
「マツダ3」

 気軽に街乗りできるハッチバックでありながら、納得のいくドライビングポジションを取りやすいのが魅力です。

 また、このクラスでは珍しいオルガンタイプのアクセルペダルを採用しているのも、走りへのこだわりを感じさせるポイント。慣れると3ペダルMTを操る楽しみのひとつである“ヒール&トゥ”がとてもしやすいのが特徴です。

■スズキ「スイフト MX」

 2023年末に現行モデルへとフルモデルチェンジしたスズキ「スイフト」。新開発のエンジンを中心にメカニズムが大きく刷新され、エントリーグレードの「XG」を除き、マイルドハイブリッドを基本とするグレード構成となりました。

 そんな現行型「スイフト」には、中間グレード「MX」にのみ5速MTが設定されていますが、まず魅力的なのはリーズナブルなプライスタグ。消費税込200万円以下という価格設定でありながら、現代のレベルで見てもベーシックな快適&安全装備が備わっているのがうれしいポイントです。

スズキ「スイフト MX」
スズキ「スイフト MX」

 さらに車両重量が、アンダー1トンの920kgというのも大きな魅力。軽い車重と新開発エンジン、そして、さまざまな燃費向上のための取り組みが相まって、WLTCモードで25.4km/Lという燃費データを達成しているのも美点です。

* * *

 MT車の選択肢が減り続ける中で、尖っておらずフツーに乗れるMT車を選べること自体、貴重なこととなっています。今回の3台は、アンダー200万円の軽量コンパクトから、走りの質感にこだわったハッチバック、そしてラゲッジスペースも広い実用派まで、それぞれ個性があるのが面白いところ。気軽にMTに乗れる3台といえるでしょう。

Gallery 【画像】超カッコいい! カジュアルに乗れる3台のMT車を写真で見る(26枚)
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西川昇吾
西川昇吾
自動車ジャーナリスト
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手がける。また「ロードスターパーティレース」や「スーパー耐久」シリーズなど、モータースポーツへも積極的に参戦。そうした経験を基にした車両評価もおこなう

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