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「えっ、軽量化のために後席を外した!?」 2シーター化の“割り切り”で究極の進化を遂げたトヨタ「GRMNカローラ」に沸き立つネットのリアルな声

モリゾウさんの情熱が形に! 究極の「GRMNカローラ」世界初公開

 トヨタ自動車のモータースポーツブランドであるGAZOO Racing(以下、GR)は2026年6月2日、ニューモデル「GRMNカローラ」を世界初公開しました。

 このモデルは、「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を掲げるGRと、GRのマスタードライバーであるモリゾウさんこと豊田章男氏の原点ともいうべきドイツ・ニュルブルクリンク(以下、ニュル)において、ドライバーが安心して全開で走り切れることを目指した究極の「GRカローラ」だといいます。

 世界一過酷といわれ、通常のテストコースにはない荒れた路面や激しい入力があるニュルで度重なるテストを敢行。限界走行域で現れるクルマの弱みを徹底的に洗い出し、ドライバーがあらゆる領域でクルマと深く対話し続けられる一体感を追求したといいます。

 実はそうした知見は、すでにベースモデルである「GRカローラ」にもフィードバック済み。2025年9月に発表された「GRカローラ」の25式後期モデルは、ボディの構造用接着剤の塗布量を13.9m延長して32.7mとするなどボディ骨格を強化。さらに、高負荷走行時の吸入空気温度の上昇を抑える“クールエアダクト”といった装備も、すべてニュルでの過酷な“学び”から生み出されたものだといいます。

 今回登場した新型「GRMNカローラ」のメカニズムには、日本の「スーパー耐久」シリーズ(以下、S耐)に水素エンジンを搭載して参戦しているマシンから得られた、レース直系のノウハウが惜しみなくフィードバックされています。

GRが開発中の「GRMNカローラ」
GRが開発中の「GRMNカローラ」

 心臓部である1618ccの直列3気筒ターボエンジンは、最高出力こそ304psと不変ながら、最大トルクをベースモデル比プラス15Nmとなる415Nmへと大幅に強化。サーキット走行のデータを分析し、コーナーからの立ち上がり加速に最も有効な3600〜4800rpmという中速域のトルクを厚くしています。

 さらに、連続した全開走行でも安定した高出力を維持できるよう、“クールエアダクト”に加えて“インタークーラースプレー”や“サブラジエーター”を贅沢に採用。

 またトランスミッションには、ダイレクトな加速フィールを途切れさせないクロスレシオの6速MTが採用されています。

 そんな「GRMNカローラ」最大の特徴といえるのが軽量化です。リアシートを取り外して2シーター化する割り切りや、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を採用した専用設計のフルバケットシートなどにより、ベースモデル比で約30kgの軽量化となる車両重量1450kgを達成。より向上したパワーウェイトレシオと“2シーター専用剛性ブレース”により、より高性能な走りを実現しています。

 また、格上の空力性能と足まわりも見逃せません。

 専用の特別色である“グラビティブラック”に塗られたボディは、レーシングカー由来の“フードダクト”や“フェンダーダクト”、“フロントサイドスポイラー”に加えて、プロドライバーが1度ずつ角度を検証して最適化した5段階調整機構つきの“カーボン製リアウイング”を装備することでエアロダイナミクスの向上に貢献。

 サスペンションは、前後にリバウンドスプリングを内蔵した専用のモノチューブショックアブソーバー(フロント倒立式、リア正立式)を採用し、上下に大きくストロークするニュルの荒れた路面でも優れた接地性を発揮する高スタビリティを実現しています。

 タイヤは、ベース車より10mmワイドな245/40ZR18サイズのハイグリップ仕様、ミシュラン「パイロットスポーツ カップ2」を装着。GRロゴの入ったマットブロンズ仕上げのホイールが組み合わされます。

 さらに、電動パワーステアリングのアシストプログラムや、駆動力を最適にコントロールする4WD機構“GR-FOUR”の制御も専用のチューニングが施されており、超高速域における操舵初期の安定性が激変しているといいます。

 ドライビングに集中できるよう配色にもこだわったコックピットは、専用の植毛加工を施したインストルメントパネルやフロントピラートリムを採用。助手席側にはトヨタ自動車元町工場のカーボン課が開発・製造したカーボン製オーナメントと、モリゾウさんのサイン入りパッドがおごられるほか、ドアトリムやシフトノブにアルマイトレッドの差し色がアクセントとして添えられています。

GRが開発中の「GRカローラ MORIZO RR」
GRが開発中の「GRカローラ MORIZO RR」

 そのほかGRでは、最先端の8速ATである“GR-DAT(GAZOO Racing Direct Automatic Transmission)”を搭載した究極の5シーターモデル「GRカローラ MORIZO RR」も開発中。こちらも注目したい1台です。

 気になる新型「GRMNカローラ」の販売方法ですが、日本、北米、豪州を中心に台数限定となる予定。日本向けは2026年秋頃からスマートフォンアプリ「GR app」を通して商談に関する申込受付を開始し、2027年内に発売される計画となっています。

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