「サーキット専用車のDNAを注入!?」 マセラティ新型「グラントゥーリズモ」&「グランカブリオ」誕生! 590馬力の高性能版「トロフェオ」への反響とは
ブランドの象徴“トライデントロゴ”の100周年を祝う核心モデルが進化
イタリアのラグジュアリーカーブランドであるマセラティは2026年6月18日、本国でブランドの核心を担うクーペの「グラントゥーリズモ(GranTurismo)」とオープンモデルである「グランカブリオ(GranCabrio)」のアップデートモデルを発表しました。
2026年は、マセラティの象徴である“トライデント(三叉の矛)”のロゴが誕生してからちょうど100周年にあたる記念すべき年。イタリアのモデナおよびカッシーノで開発・生産される最新モデルは、単なる細部の修正にとどまらず、デザイン、パワー、装備のすべてにおいて実質的な底上げが図られた、まさにブランドの未来を占う重要な存在です。
新型「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」のエクステリアは、マセラティのサーキット専用モデルである「MCエクストレーマ」に始まり、「GT2 ストラダーレ」や「MCプーラ」へと受け継がれたデザイン言語を反映したものに刷新されています。
フロントマスクはデザインが大きく変更され、スリットを備えた新形状のエアインテークやCFD(数値流体解析)によって開発されたエアカーテン、フロントのダウンフォースを高めるセンタースプリッターなどを採用。これにより、空力性能の向上と同時に、これまで以上にアグレッシブで視覚的なスタイリングとなっています。
一方のリアには、新しいクリアレンズを採用したライティングシステムを採用するなど、マセラティらしい上品さを保ちながら、より明確にパフォーマンスを感じさせる仕上がりとなっています。

パワートレインの進化も見逃せません。フラッグシップの高性能グレード「トロフェオ(Trofeo)」に搭載される2.9リッターV6ツインターボ“ネットゥーノ(Nettuno)”エンジンは、モータースポーツ由来のプレチャンバー燃焼技術を備えており、バランスや快適性、長距離ドライブへの対応など日常性を犠牲にすることなく、従来モデルより40psアップの最高出力590psへと進化。最大トルクは650Nmで、最高速度は320km/hオーバーとなっています。
これに伴い、エンジンとトランスミッションのキャリブレーションも見直され、よりシャープな応答性と高揚感を実現するとともに、官能的なエキゾーストノートを奏でるようチューニングされています。
また、BEV(電気自動車)仕様である「フォルゴレ(Folgore)」も進化。新しいエネルギー予測アルゴリズムの採用などにより、航続距離が540km以上へと向上しています。フロントのドライブシャフトを物理的に切り離すAWDディスコネクトシステムも備える「フォルゴレ」は、効率と走りの両立が図られた1台となっています。
●新デザインのステアリングとより豪華になったキャビン
インテリアも、より現代的でレーシー、そしてラグジュアリー空間へと変貌を遂げています。
コックピットで目を惹くのは、モータースポーツからインスピレーションを得たという、上下をフラット状にした新形状のステアリングホイール。さらに、立体的なデザインへと変更されたPRNDシフトセレクターや、オクタゴン(八角形)形状へと刷新されたマセラティ デジタルクロックが先進的な印象を与えてくれます。
音響面でも、イタリアが誇る高級オーディオブランド・ソナス・ファベール(Sonus faber)のシステムを搭載。キャビンを極上の音響空間へと進化させてくれます。

そのほか、エンジン車のドライブモードに、新たに「カントリー(Country)」モードを追加。120km/hまで車高を20mm上げることができ、街乗りなどで段差を超える際やスロープ通過時などの実用性が高まっています。
さらに安全面でも、ドライバーの注意力低下や疲労を検知する新しい監視システム“先進ドライバー注意力散漫警告システム”を初搭載するなど、現代のグランドツアラーにふさわしい快適性と安心感を両立しています。
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