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ただのPHEV仕様じゃない!! 快適性も格上のランボルギーニ“スーパーSUV”の最強モデル「ウルスSE ペルフォルマンテ」の衝撃とは

812馬力の強心臓と新しい足まわりが両立した“速さと快適性”

 メカニズムを見てみましょう。4リッターV型8気筒ツインターボエンジンと電気モーターを組み合わせたPHEVユニットは、制御プログラムの変更などにより最高出力が「ウルスSE」の12CV増となる812CVに。最大トルクは同じく50Nm増の1000Nmに向上しています。軽量化と相まって、パワー・ウェイト・レシオは約3kg/cvという驚異的なレベルに到達しています。

 おかげで0-100km/h加速タイムは3.3秒と、「ウルスSE」から0.1秒短縮。最高速度は変わらず312km/hに到達します。開発の狙いは絶対的な速さはもちろん、よりピックアップの鋭い走りだったということで、乗り味には数値以上の違いを期待できそうです。

 そして実は、さらにすさまじいのが減速です。新採用のインテグレーテッド・パワー・ブレーキ“IPB”は、電子制御ブレーキに6Dセンサーを用いた車両挙動の検知を組み合わせ、4輪それぞれに最適な制動力を発揮させるもの。これにより、減速力は10%、レスポンスは12%も向上しています。当然、スタビリティコントロールの精度も高まるわけで、高い動力性能を、安心して存分に発揮させることが可能になっているのです。

 シャシーにも新機軸として、2チャンバー、2バルブを意味する“2K2V”サスペンションが搭載されました。かつての「ウルス ペルフォルマンテ」は、走りを重視してスチールサスペンションを使っていましたが、デュアルチャンバー化によっていわばハードとソフトふたつのスプリングを持てるようになり、それに伸び側と縮み側を個別に制御できる電子制御ダンパーを組み合わせることで、その名にふさわしい姿勢変化の小さな走りと、快適な乗り心地を両立させることができたといいます。

ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」
ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」

 実際、ロール量は「ウルスSE」に対して最大55%も軽減させつつ、乗り心地はなかなかにハードだった「ウルス ペルフォルマンテ」に対して25%改善されているとのこと。デイリーユースのため「ウルス」を選びたいけれど、走りも究極を求めたいという人にとって、まさに待望の装備であることは間違いありません。車高を上下できるのも、使い勝手を考えるとうれしいポイントです。

 ランボルギーニが“ANIMA”と呼ぶドライブモードに、オフロードでドリフト走行を容易に楽しませてくれる「RALLY」が用意されているのは、従来の「ウルス ペルフォルマンテ」と同様。そもそも「ウルスSE」だって、シャシー制御の大幅なアップデートによって自由自在な走りを楽しませてくれたことを考えると、一体どんな走りが期待できるのか、正直、想像もつかないほどです。

●エレガントな「SE」と攻める「ペルフォルマンテ」それぞれのねらい

「ペルフォルマンテ」の名を掲げ、しかも、スペックを見ただけでもこれだけの進化を果たしているのですから、当然、走りへの興味は尽きないわけですが、私としては新しい「ウルスSEペルフォルマンテ」、そのルックスにも大いに惹かれました。実は「ウルスSE」が登場したとき、ちょっと大人しいというか、そういう方向に振れたと感じていたデザインが、再びスポーティさを高めていたからです。

 ランボルギーニのデザイン部門を率いるミティア・ボルケルト氏に聞いたところ、「ウルスSE」は「レヴエルト」や「テメラリオ」などと違って日常的に使われることが多いクルマだけに、あえてややエレガントに仕立てていて、それを前提に今回の「ウルスSE ペルフォルマンテ」は、よりアグレッシブさを強調したのだということでした。それぞれに好きな人が居てくれればいい、ということですね。

 しかも、そうしたスポーティさを形づくっているのは単なる意匠ではなく、すべて機能に裏づけされた要素だというのが、私の惹かれたポイント。その本物感にグッと来たというわけです。

 もちろん、結論を出すのは実際にステアリングを握ってから。今回、じっくりと実車に触れて、ますますその日が待ち遠しくなってきてしまいました。

Gallery 【画像】超カッコいい! ランボルギーニ「ウルス」の最高峰「SE ペルフォルマンテ」を写真で見る(30枚以上)
「2段あたため」レンジがすごすぎるっ!? 最新レンジを徹底紹介

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