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ただのPHEV仕様じゃない!! 快適性も格上のランボルギーニ“スーパーSUV”の最強モデル「ウルスSE ペルフォルマンテ」の衝撃とは

すべてが機能で裏打ちされた攻めの造形

 内外装のリファインだけでなく、新たにPHEV(プラグインハイブリッド)システムを搭載した「ウルスSE」の登場により、新たなフェイズに入ったランボルギーニの“スーパーSUV”「ウルス」のラインナップに、より強力な1台が加わります。その名も「ウルスSE ペルフォルマンテ」です。

 私(島下泰久)は先日、イタリアはサンターガタ・ボロニェーゼのランボルギーニ本社を現地1泊という弾丸ツアーで訪問し、ひと足早くその実車と対面してきました。実車をじっくりチェックし、そして開発担当者やデザイナーの話を聞いて得たその概要を、ここで皆さんにシェアしたいと思います。

 ご存じの方も多いでしょうが、「ウルス」には以前にも、イタリア語でパフォーマンスを意味する「ペルフォルマンテ」の名を冠するモデルが存在していました。2022年に投入された「ウルス ペルフォルマンテ」です。つまり、「ウルスSE ペルフォルマンテ」は、そのPHEV版……かと思えば、さらにあらず。デザインも走りも、そして実は快適性の面でも、一層の進化を果たしています。

 まずそのデザインは、全体によりアグレッシブな仕立てとされています。フロントマスクは開口部がより大きく強調され、スポイラーはより突き出したものに。フード上には、大きなグリルから導入された空気を排出することで冷却効果、そしてダウンフォース獲得にもつながる“Sダクト”を形成するエアアウトレットも設けられています。

ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」
ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」

 ボディサイドでは、前後のホイールアーチにエクステンションを追加。これらは大径のタイヤ&ホイールがつくり出す乱流を抑え、空気をスムーズに車体後方に導きます。そしてリアは、ライトまわりのデザインが変更され、ルーフエンドスポイラーとダックテール状のリップが備わるという具合です。

 これらは単なる意匠ではなく、いずれも空力特性の向上に貢献するもの。実際、車両全体のドラッグは「ウルスSE」比で3%減らしながら、ダウンフォース量は「ウルスSE」に対して23%、同じように空力アイテムを多数投入していた先代「ウルス ペルフォルマンテ」と比べても16%、それぞれ増加しています。

 特に強調されているのが、フロントアクスル側のダウンフォース量が22%向上していること。その狙いは、より鋭く反応するハンドリングです。

 しかも、これら新規採用アイテムを含めた外装の広い範囲には、カーボンファイバーが使われています。フロントフード、ルーフ、ホイールアーチエクステンション、リアスポイラー、さらにはディフューザー等々……。撮影車両のフロントフードは一部にカーボンの“目”が露出していますが、これはあえて塗り分けられたもので実際にはフルカーボン製です。こうして、一部を見せるのも全部隠すのも、もちろんすべてを見せるのも、オーナーの望み次第となります。

●32kgの減量と「ウラカンSTO」ゆずりのコックピット

 これらカーボンパーツの採用を含めた軽量化も「ウルスSE ペルフォルマンテ」の大きな特徴です。例えば、アクラポビッチ製のフルチタニウムエグゾーストで10kg、新しいブレーキシステムで4kg、遮音・制振材の最適化で3.3kg、内装材の変更で2.7kgという具合に削り取っていった結果、32kgの減量を実現。トータルの車重は2473kgです。

ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」
ランボルギーニ「ウルスSE ペルフォルマンテ」

 インテリアに目を転じると、ダッシュボード表面など多くの部分に“CORSA-Tex”と呼ばれるバックスキン調の素材があしらわれています。ウインドウへの反射が最も少なく、また前述のとおり軽量なことが選択の理由だそうです。そして、バケットタイプのシートのデザインは「ウラカンSTO」のものがモチーフ。独特のコックピット体験を、より一層濃密なものに仕立てています。

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