“ND史上最大“の商品改良! マツダ新型「ロードスター」はデザインもメカも確実に進化 デビューから9年目でも「進化と深化」が止まらない
ターンイン時の安定性を向上させる新発想のLSDを新採用
デビューから9年目を迎えるND型ロードスターですが、今回の商品改良ではメカニズムにもしっかりとメスが入れられています。

なかでもうれしいのは、高速道路の走行時にドライバーの負荷を軽減するMRCCが初採用されたこと。さらに、約15km/h以下で後退中に周辺車両を検知するSBS-RC(スマート・ブレーキ・サポート<後進時左右接近物検知機能>)が搭載されたことで、日常的な駐車シーンから高速道路を使って遠くに出掛けるようなシーンまで、さまざまな場面でより安全にロードスターを楽しめるようになりました。
もちろん、ロードスターらしい“人馬一体”の走りも進化しています。なかでも注目したいのは、ソフトトップの「S」グレードを除くMT車に新開発の“アシンメトリックLSD”が採用されたことでしょう。
これは、加速/減速時のデファレンシャルギヤの差動制限力を変化させ、リアタイヤの接地荷重の変化に対してクルマの旋回挙動を安定させるLSDの新技術。特に、減速側の作動制限力を強めることで、後輪の接地荷重が減って不安定となりやすいターンイン時の安定性を向上させてくれます。その結果、街中ではさらに軽やかに、ワインディングでは安定性が格段に向上したといいます。
そのほか新型は、より軽やかで正確なステアリングフィールを実現すべく、ステアリングシステムも改良。ステアリングラックのメカニカルフリクションを低減しながら、モーターアシストの制御ロジックを綿密に進化させることで、自然でスッキリとしたフィードバックを実現しています。
●エンジンはさらなるレスポンスアップを実現
新型ロードスターのエンジンは、1.5リッターに国内のハイオクガソリンに合わせた専用キャリブレーションを施すことで、さらなる高効率化を実現。出力を3kW向上させています。
さらに、ロードスターRFに搭載される2リッターも含め、動力制御に最新のロジックを導入することで、アクセルを踏み込んで加速するシーンだけでなく、アクセルをゆるめて減速するシーンにおいてもレスポンスを改善しています。
しかも新型には、モータースポーツの草の根活動に力を入れるマツダならではの新デバイスとして、より安全にサーキット走行を楽しめるよう最適化されたDSCの新モード「DSCトラック」が採用されています。
これは、ドライバーの運転操作を最大限に尊重し、DSC=横滑り防止機能の介入の“しきい値”を通常よりも深く設定。素早いスピン挙動に陥った場合に限ってドライバーのカウンターステア操作に応じて制御が介入し、コースアウトやクラッシュのリスクを低減する仕組みです。
DSCトラックはあくまでクラッシュのリスクを下げるための制御であり、DSCオフに対して速くも遅くもならず、ドライバーのスキルアップを邪魔しないのがポイント。ちなみにDSCトラックの開発は、ロードスターのワンメイクレースであるパーティレースに賞典外の試作車で参戦し、性能を検証してきたということです。
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「誰もが幸せになることをいつも大切に考え、ユーザーの期待を超える感動、そしてクルマを楽しむ文化の発展のために注力しています」と語るのは、ロードスターシリーズの開発主査を務めるマツダの齋藤茂樹さん。
その言葉どおり、デビューから9年目となっても進化と深化が止まないND型ロードスターは、我々に新たな感動を提供してくれそうです。
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