大胆マスクが話題の7シリーズ 頂点に君臨する「i7M70」は「電動車なのに“BMWらしさ”が濃厚」 エンジン車よりも魅力的か!?
フラットかつ静粛性に優れた極上の走り味
ドライバーズシートに座ってシステムを起動。早速走り出すと、まずうならされたのはその素晴らしい快適性でした。

サスペンションはしなやかに路面をとらえながらも姿勢変化を抑えて車体をフラットに保ち、しかも車内は圧倒的なまでの静けさ。速度を高めていっても風切り音が高まったりすることなく、至極上質な走りを披露します。
Mパフォーマンスモデルということで事前には身構えるところもありましたが、快適性については何ひとつ犠牲にしていないといっていいでしょう。
しかもスタビリティはきわめて高く、饒舌な手応えを返すステアリングホイールに軽く手を添えておけば、高速巡航も余裕。リラックスして走りを楽しむことができました。
もちろん安楽なだけではありません。ひとたびアクセルペダルに力を込めれば、瞬時にトルクが湧き出してきて、すぐさま加速態勢に入ります。
この瞬間が、すさまじいほどに快感なのは、まずは加速にリニアリティがあること。いきなり蹴飛ばされるように最大トルクが出るのではなく、踏み込みに応じて力が盛り上がっていくような感触となっています。
しかも、そのときに奏でられるサウンドが、とてもソソるのです。BMWアイコニックサウンドと呼ばれる音楽家のハンス・ジマーが手がけたこの音は、エンジン音を模しているようでいて電子的でもあり、しかもパワー感と同じく踏み込むごと、あるいは速度が高まるごとに迫力を増していくもので、思わず右足に力が入る駆け上がるようなフィーリングを実現しています。
当然、ギアシフトはないので、加速はどこまでも突き抜けていくかのよう。良い意味で、EVへの先入観が裏切られることは必至です。
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