大胆マスクが話題の7シリーズ 頂点に君臨する「i7M70」は「電動車なのに“BMWらしさ”が濃厚」 エンジン車よりも魅力的か!?
動力性能はもちろんのことフットワークでも魅せる
「もっと刺激を!」というときには、ドライブモードを「SPORT」へ。システム最大トルクが1015Nmへと引き上げられ、サウンドもよりラウドに。一層の迫力を得ることができます。

そして1100Nmという大トルクをすべて解き放つには、Mローンチコントロール、もしくはMスポーツブーストを使います。今回試したのは後者。ステアリングコラム左側のパドルを引くとブーストモードに入り、目線が容易には追いつかないようなパワーとトルクを10秒間に渡って炸裂させることが可能になるのです。
「たった10秒?」と思われるかもしれませんが、一般道で、あるいはサーキットだって、ブーストモードで10秒間、全開にし続けるのは容易なことではありませんよ。
そんな動力性能だけでも心奪われてしまうi7 M70 xDriveですが、そのフットワークでも魅せてくれます。
ステアリング操作に対する反応は正確そのもので、軽くはない車重も長いホイールベースも忘れさせるコーナリングを楽しむことができます。これはもう見事というほかありません。
前述のとおり、備わるさまざまなデバイスが働いているのは間違いないのですが、フィーリングはあくまで自然で、まさに意のままの感覚。海沿いの断崖にある決して道幅が広いわけではないワインディングロードを、思わず何往復もしてしまったほどでした。
* * *
EVならではのうま味を余さず持っている一方で、ドライビングダイナミクスの調律が見事というだけでなく、誰もが同様にMパフォーマンスモデルに求めるサウンドを含めた情緒に訴える部分がしっかり備わっている……。i7 M70 xDriveの走りは、そんな風に評することができそうです。
走りに、しかも飛び切りの内燃エンジンのもたらす味わいにこだわってきたブランドが送り出す超高性能EVプレミアムサルーン。こういうクルマだったら、それこそ内燃エンジンにこだわっていたファンすらも、きっとグラグラしてしまうに違いありません!
●BMW i7 M70 xDrive
・車両価格(消費税込):2198万円
・全長:5390mm
・全幅:1950mm
・全高:1545mm
・ホイールベース:3215mm
・駆動方式:4WD
・電気モーター:交流同期電動機
・フロントモーター最高出力:258ps/8000rpm
・リアモーター最高出力:489ps/1万3000rpm
・フロントモーター最大トルク:365Nm/0〜5000rpm
・リアモーター最大トルク:650Nm/0〜5000rpm
・システムトータル最高出力:659ps
・システムトータル最大:1015Nm
・駆動用バッテリー総電力量:105.7kWh
・サスペンション:(前)ダブルウイッシュボーン式、(後)マルチリンク式
・ブレーキ:(前)ベンチレーテッドディスク、(後)ベンチレーテッドディスク
・タイヤ:(前)255/40R21、(後)285/35R21
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