大胆マスクが話題の7シリーズ 頂点に君臨する「i7M70」は「電動車なのに“BMWらしさ”が濃厚」 エンジン車よりも魅力的か!?
2030年にEV比率を9割近くまで引き上げる!?
2022年4月に発売されたBMW「i7」は、非常に大きなインパクトをもたらすモデルでした。

通算7世代目となるBMW新型「7シリーズ」に設定された、この初のEV(電気自動車)は、電気モーター駆動のうま味を活かした至極スムーズかつ力強い走り、高い静粛性を獲得する一方、ドライバーの意を汲む、まさに打てば響くドライバビリティの面では紛れもなくBMWらしい味わいを実現していたのです。
BMWといえば、珠玉のエンジンこそが命。EVの時代になったらその個性はどうなるのか。乗る前に、勝手に抱いていた不安はすぐに消し飛び、むしろ内燃エンジン搭載車以上に魅力的と思わせるクルマに仕上がっていたのですから、これはうれしい驚きでした。
そんなi7の頂点に位置づけられるモデルとして登場したのが「i7 M70 xDrive」。いわゆる“Mパフォーマンスモデル”となります。
実はBMW M社もまた電動化に邁進しており、「i4 M50」、「iX M60」の2モデルによって現在でも1割強を占めるEV比率を、2030年には9割近くまで引き上げようとしています。
正直、本当にそんなことが可能なのかと思ってしまうところではあったのですが、今回ポルトガルはリスボン近郊でi7 M70 xDriveを試してみて思ったのは「こういうクルマが出てくるならば、EV化も十分にアリ」ということでした。正直、自分でも驚きましたが、しかし紛れもない本音です。
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