“SUV王国”の日本にホンダが新規投入するコンパクトSUV

　2024年春、ホンダから新しいSUVが発売されます。その名は「WR-V」。今、日本で売れ筋のコンパクトSUVです。

　最近、街を走るクルマを見て「ずいぶんSUVが増えたなぁ」と感じている人も多いのではないでしょうか？　実は新車市場におけるSUVのシェアは、過去10年間で4倍に拡大。直近の年間販売台数は約90万台を記録しています。

　それは乗用車市場の24％に相当します。つまり、新車の4台うち1台はSUVという状況なのです。しかもその割合は、軽自動車を含めてのもの。軽自動車を除いてカウントすれば、SUVのシェアは実に36％にも上ります。すなわち、小型車＆普通車の3台のうち1台以上はSUVが占めているのが現状なのです。

　この比率は、もはやミニバンやハッチバックなどを上回っており、ジャンル別で見るとSUVが一番売れていることが分かります。気づけば日本も、立派な“SUV王国”になっているのでした。

　たしかにSUVは乗り降りしやすく、最低地上高が十分確保されているためちょっとした段差など気にしなくてOK。一度SUVに乗ると、その便利さの虜になるのもうなずけます。

　そんな現在の日本市場に、ホンダが新たに投入するSUVが新型WR-Vです。正式発表は2023年12月、発売は2024年春が予定されています。