110馬力でも“元気がいい”のはなぜ? “欧州のコンパクトハッチ”プジョー「208」に加わった48Vハイブリッドは走りが小気味いい実力派でした
新たに追加されたマイルドハイブリッド仕様の実力は?
最近はSUVがブランドの売れ筋となっているプジョーですが、長年のファンやヨーロッパ車好きの間では、「プジョーといえば、その真髄はやはりコンパクトハッチでしょ」と感じている人が少なくないかもしれません。そこで、現在、日本で展開されている中で最もコンパクトな「208」の48Vハイブリッド仕様「208ハイブリッド」に乗り、その魅力をおさらいしてみました。
2代目となる現行「208」は、2020年に日本へと上陸しました。2024年にはマイナーチェンジがおこなわれ、現在の姿に。ライオンの“かぎ爪”をモチーフにした3本のデイタイムランニングライトが印象的な最新モデルは、デビュー当時と比べてエクステリア、インテリアともにデザインが変更され、各種機能や装備の強化が図られています。
そんな現行「208」の特筆すべきポイントは、ヨーロッパ市場で高い評価を受けていること。2022年には、ヨーロッパで最も売れた乗用車となっています。
ヨーロッパ市場も日本と同様、SUV人気が高まりつつありますが、コンパクトハッチバックは不動の人気ジャンルとして、依然として高い人気を得ています。
今回試乗したマイルドハイブリッド仕様は2025年秋に追加されたモデルですが、これ以外にもエンジン車や電気自動車版の「e-208」がラインナップされており、ユーザーのライフスタイルに合わせて好みのパワーユニットを選べる点も好調の一因といえそうです。

さらに、デザインや走行性能などあらゆる面を加味した総合評価においても、現行「208」は高く評価されている1台といえます。
今回試乗した「208 GTハイブリッド」のパワートレインは、ステランティスグループが他の“Bセグメント”モデルにも採用しているものと基本的に共通。1.2リッターの3気筒エンジンに、モーターを内蔵したDCT(デュアルクラッチ式トランスミッション)を組み合わせています。スペック的には、システム合計出力は110ps、WLTCモード燃費は22.4km/Lとなっています。
ハードウェアは基本的に共通ですが、このパワートレインは幅広いモデルや車格で採用されていることから、モデルごとにシステム出力が異なります。コンパクトかつ軽量(1230kg)な「208」向けは、システム出力が抑えられているのです。同じパワートレインとはいえ、ブランドやモデルに合わせてキャラクターがつくり分けられているのは興味深いところといえるでしょう。
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