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大きく高価になったCクラスの代わりになる? メルセデス・ベンツの新4ドアモデル「CLA」は“使える”後席が魅力的! ベーシックな「180」でも力強さは十分か

ベーシックな「CLA 180」でも走りに力不足は感じない?

 そんな新型「CLA」に対し、筆者(工藤貴宏)がもうひとつ気になっていたのが動力性能です。

 新型「CLA」の日本仕様には、BEV(電気自動車)モデルに加えて、同じエンジンを核としながら出力の異なる2種類のマイルドハイブリッドがラインナップ。マイルドハイブリッドのベーシックモデルは「CLA 180」、高出力版は「CLA 220」です。

 最高出力/最大トルクは「CLA 180」が136ps/200Nm、「CLA 220」は190ps/300Nmで、そこに両モデルとも最高出力30ps、最大トルク200Nmのモーターが組み合わされます。

 今回はベーシックな「CLA 180」に試乗しましたが、まず印象的だったのは低速域での扱いやすさです。

 モーターは加速をアシストするだけでなく、状況によってはエンジンを停止させてモーターのみで走行することも。そのためストップ&ゴーの多い市街地では動きがなめらかに感じます。

 さらに、マイルドハイブリッドとしてはモーターによるアシスト感もしっかりしているため、街中を走っている限り、動力性能に大きな不満はありません。

 一方、速度を上げてからの中間加速に関しては、評価が分かれるかもしれません。

 筆者の場合、高速道路での合流や追い越し時は「もう少しパワーがあれば、さらに余裕を持って走れる」と感じるシーンがありました。

 こうした領域では、低速時のようにモーターのアシストを感じにくく、136psというエンジン出力なりの印象が顔を出します。

メルセデス・ベンツ新型「CLA」
メルセデス・ベンツ新型「CLA」

 では、「CLA 180」だと力不足を感じるのか?

 筆者の結論は、街中を中心とした日常域なら問題はなく、しかもなめらかで扱いやすい。ただし、高速道路や流れの速いバイパスを走る機会が多い人にとっては、もう少し余裕が欲しくなる場面もある、というものです。

 その点、「CLA 220」はエンジンの最高出力が「CLA 180」に対して約4割高められているので、高速道路を使った長距離移動が多い人であれば「CLA 220」の方が余裕を感じやすいことでしょう。

 ただし、この2台の間には90万円弱の価格差があります。街乗り中心なら、モーターアシストによって日常域で十分な動力性能を得られる「CLA 180」は魅力的な選択肢といえます。一方、高速道路を頻繁に使うのであれば、価格差を考慮しても「CLA 220」を選ぶ価値が出てきそうです。

メルセデス・ベンツ新型「CLA」
メルセデス・ベンツ新型「CLA」

 ちなみに、新型「CLA」にはステーションワゴンの「CLA シューティングブレーク」も用意されています。

 先代は、日本における「CLA」販売の約半数を占めたという人気のボディタイプで、大きな荷物を積みやすいという優れた実用性と、流麗なスタイリングを兼ね備えているのが特徴です。

 セダンの後席居住性も予想以上にしっかり確保されており、さらに荷室の使いやすさまで求めるならシューティングブレークという選択肢もある……新型「CLA」は、かつて「Cクラス」が担っていた“身近なメルセデス・ベンツ”という役割を、より幅広い選択肢とともに担う存在といえそうです。

Gallery 【画像】超カッコいい! 使い勝手もハイレベルなメルセデス・ベンツ新型「CLA」を写真で見る(30枚以上)
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