日本仕様にはないスバル「WRX」のMT車ってどうなの? 走りの楽しさはCVTより格上! 北米での試乗で感じたその実力とは
CVTでは得られないドライビングプレジャーを味わえる
ロサンゼルス郊外のワインディングロードを速いペースで駆け抜けた際のWRXのMT車の走りは、驚くほど楽しいものでした。

FA24型エンジンは低回転域から厚いトルクを発生するのが特徴で、かつて日本仕様のMT車が積んでいた“EJ20”型エンジンのように高回転域でパワーが炸裂するものではありません。また最高出力自体も、EJ20時代の300psオーバーに比べると控えめな275psとなっています。
とはいえ、ダイレクトな加速を楽しみつつドライバー自らの手でエンジン回転数をコントロールしていくという、CVTでは得られないドライビングプレジャー=人馬一体感がMT車にはあります。2速ギアから4速ギアは峠道でもつながりがよく、リズミカルにワインディングロードをクリアしていくことができます。
研ぎ澄まされた走りを味わえた従来型の「WRX STI」と比べて、特別スゴさを感じるわけではありませんが、スポーツセダンとしては十分満足できる仕上がり。むしろ競技で使ったり、サーキットを走ったりするのでなければ、このくらいがちょうどいいと感じました。
そして今回、もうひとつ印象に残ったのは“音”の気持ちよさ。北米仕様は日本仕様よりも排気音が大きく、アクセルペダルを踏み込んだ際には水平対向エンジンならではの“ボクサーサウンド”を楽しむことができました。
北米は日本よりも排気音の音量規制が緩いため、北米仕様には日本仕様よりもボクサーサウンドを“聞かせる”マフラーが装着されているのです。それが奏でる迫力の排気音は、運転を楽しむ際のスパイスとなっていました。
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